時代を代表する…名機達。…過給機エンジン編(その1)
前回掲載した…名機NA編。(如何だったでしょうか。)
NAの続編も考えましたが…今回は国内の過給機付エンジンを特集してみました。
第一弾は…
日産 フェアレディZ(PGZ31)に搭載された…言わずと知れた日産が誇る名機です。
まず驚かされるのは…ボルトオンされたこのエンジン形状。
TRDとか無限といった専用のチューンメーカーが手掛けたものではなく、
日産が自ら開発した気概と時代背景を感じられずにはいられない…作りになっています。
特に…NAのように吹け上がりとRBエンジン特有のサウンドには今も魅せられてしまいます。
型式 E-PGZ31
エンジン形式 RB20DET
最高出力 180ps/6400rpm
最大トルク 23.0kg・m/3600rpm
種類 直列6気筒DOHCターボ
駆動方式 FR
総排気量 1998cc
次にご紹介するのは…
MR2(AW11)の心臓…4A-GZE 直列4気筒DOHCスーパーチャージャーエンジン。
エッジの効いた未来的なスタイリングはもちろん、
今のトヨタさんからは想像もできない…ヤンチャでハードセッティングになっていました。
この頃でしょうか…
AT(当時はトルコンと言いました。)とスーパーチャージャーの相性の良さが世間に知れ渡り、
AT車がマニュアル車にも十分対抗できる走りができる”きっかけ”になったエンジンでもあります。
型式 E-AW11
エンジン形式 4A-GZE
最高出力 145ps(125kW)/6400rpm
最大トルク 19.0kg・m(191.2ON・m)/4400rpm
種類 直列4気筒DOHC
過給機 スーパーチャージャー
駆動方式 ミッドシップ
総排気量 1587cc
おっと…。(またしても…日産エンジンをチョイスしてしまいました。)
何気にホンダファンな私ですが…この頃の日産エンジンも実は大好物なんです。
日産 180SX 1.8TypeⅡに搭載された…大好物!?のCA18DET。
1800ccという小型エンジンでありながら…小気味よいレスポンスとその切れ味は特筆モノで、
同じ時代の同排気量車種の中では…一歩も二歩も…抜きん出た性能を誇りました。
とにかく良く回るエンジンは、
低速域でのトルクも二重丸で、甲高いエンジンサウンドも…当時の走り屋さんの憧れの的。
ただ…ターボラグが少しあったために、
ついつい自分のテクニックを超えた走りをしてローンだけが残ったという逸話も残っています。
エンジン形式 CA18DET
最高出力 175ps(129kW)/6400rpm
最大トルク 23.0kg・m(225.6N・m)/4000rpm
種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブインタークーラーICターボ
総排気量 1809cc 燃料タンク容量 60リットル
最後に上記ご紹介するのは…
上記の名機達からは…登場した時期に時差!?がありますが、
今もファンに熱く語り継がれる…技術の日産時代の逸品…
R34型GT-Rに搭載された…RB26DETT:水冷直列6気筒DOHC24バルブⅰCツインターボエンジン。
6速トランスミッションとの絶妙なバランスもあって…RBエンジンの傑作とも称された名機です。
後に…数々のレースシーンでも他メーカーを席巻する圧倒的なポテンシャルを見せ付けてくれました。
正に…直列6気筒エンジンの至宝といっても過言ではありません。
NA好きな私も…一時期…つい浮気をしてしてしまうほどの類稀な速さを持っていました。
もう一度浮気したい衝動に駆られる(スミマセン。ボキャが乏しくて…)唯一の日産エンジンです。
型式 GF-BNR34
エンジン形式 RB26DETT
最高出力 280ps(206kW)/6800rpm
最大トルク 40.0kg・m(392N・m)/4400rpm
種類 水冷直列6気筒DOHC24バルブICツインターボ
燃料供給装置 ニッサンEGI(ECCS)電子制御燃料噴射装置
駆動方式 フルタイム4WD
総排気量 2568cc
ブログを書き終えて…
ショールームにあるクルマ達のボンネットを開けてエンジン観察しています。