前回の 「準備編」 でスパイラルケーブルを分解して、まだ1回線が使えると判ったので、
ステアリングスイッチの1つにハザード機能を割り当てます。
空きスイッチは 「DISP」と「レーダー」 ですが、「DISP」だとナビスイッチの操作で間違って押すかも知れないので、下側の少し離れた場所の「レーダー」スイッチを使います。
リモートでハザードスイッチを使うために、このユニットを使います。
(ウインカーリレーが8ピン用のため、3ピンの旧カムロードでは使えない様です。)
「カムロード用ハーネス」 でお世話になった、ヤフオクの出品者(takech77さん)の
「サンキューハザード&渋滞用&駐車用ハザードユニット」 になります。
このユニットの特徴は、リモートでハザードが使えるだけではなく、
1)サンキューハザード
スイッチの1クリックで、ハザードが3回点滅。
2)渋滞ハザード
スイッチをダブルクリックで、ハザードが7回点滅。(点滅中にもう一度押すと消灯)
3)駐車ハザード
スイッチの長押しでハザード点滅、パーキングブレーキを引くかプッシュスイッチを
もう一度押すと消灯。
下のこの配線図が理解出来れば、取り付けはそれほど難しくはないでしょう。
ただ、線が短いので現車に合わせて、線を継ぎ足す必要があります。
ちなみに緑線 (Pブレーキ) は接続しなくても、ハザードの動作には問題なしでした。
まずはセンターのパネルを外して電源の接続や、ハザードスイッチの信号線を分岐させます。
この写真はセンターパネルを外した、ハザードスイッチの裏のところです。
黄色丸がハザードスイッチのコネクタで、この黄色線とユニットの灰色線を結線します。
奥の方の赤丸がユニット本体で、ユニットの根元を既存の太いハーネスにタイラップで
固定しました。
ACC電源やGNDアースはカーナビの裏から分岐で取ります。
前回の 「準備編」 で黄色いコネクタの空きピンに、赤線を挿入したのでユニットの橙線を
結線します。
(赤線は2つの空きピンのどちらでも、内部で結線されているので構いません)
写真の赤印はステアリング側のスパイラルケーブルで、エアバッグの線が出ているコネクタの空きピン2本です。
ここの端子は何が使われているか判らなかったけど、エーモンの平板端子が使えました。
青丸の端子を挿す場所は右でも左でも、内部で結線されているので構いません。
ステアリングスイッチは 「レーダー」 スイッチを使うので、2本出ている線の1本はステアリングの金属部分にアースして、もう1本をこの橙線に結線します。
はい、これにて終了です。
バッテリーを繋いで、ステアリングの「レーダー」 スイッチを押すと、無事ハザードが点滅しました。
これでカーナビ操作もハザード操作も、前方から目を離す事無く手元で出来る様になりました。
1月、2月は副業が多忙で出掛ける暇がなく、まだ公道で試していませんが、きっと便利になった事でしょう。
最後になりますが、ご自身の責任でこの方法を理解したうえで作業をして下さい。当方は一切の責任を負いません。作業時には必ずバッテリーのマイナスを外して下さい。ステアリングやエアバッグ、ナビの外し方は他のサイトでご確認下さい。
その後、このハザードユニットは外してしまいました。
スイッチの押し方が悪いのか、ハザードが点滅したままだったりと使い勝手が合わないみたいです。
ユニットを外して配線を直結にすれば、スイッチを押している間はハザードが点滅するので、自分的には使い勝手は良いかな。