反ホモフォビア | 清田英晴によるブログ『無色私文~神宮の名物男はまだ死んじゃいない!~』

反ホモフォビア

ホモフォビアって言葉を御存じでしょうか?

 

詳しくはリンク先のWikipediaを参照にして頂ければと思いますが、要は同性愛に対する否定的な見解・思想だと解釈しております。

 

私は(今の所)同性愛者ではありませんが、このホモフォビアに対して頑としてアンチテーゼを唱えます!

 

理由は一言では片付けられませんが、先ず第一に私自身恋愛に男女の区別を持ち込むことはナンセンスだと思っていますし(これまで異性にしか恋愛感情を抱いてこなかった私が言っても中々説得力は醸せないかも知れませんが)、

それにやはり発達障害もLGBTも同じ様に少数派として扱われ、迫害を受ける事も多々ある現状。

共鳴する想いが強いって言うのがあり、差別的な見解は許せません。

 

LGBTの方々からすれば「障害と一緒にするな!」と思われるかも知れませんが、

好きで選んだ訳ではない生まれ持った性質にも関わらず偏見の目に晒されるといった共通項を持つ者同士共に闘って行きたいのです。

 

 

 

私の専門学校の同期。特に一年目のクラスメートの面々は違いを受け入れられない人物が多くを占めていました。

 

高々20年近くしか生きて来ていないのにも関わらず、自分の思想や認識の範囲外の事を受け入れられずに平然と心無い言葉を浴びせる、当時から今に至るまで関わって来た同じ年端の人達の中でもとりわけ低俗な人物が揃ったもんだと思わされる様なコミュニティでした。

 

発達障害に起因する部分やそうでない部分も含めて、良くも悪くも人と同じ様に出来ない私は日常的に差別的な扱いを受けていました。

(この頃は「個性なんて無くなってしまえば良いのに…と涙に暮れる夜が幾度もありましたね…

 

 

そんなある日、講師の方が著名人の名前を挙げ、

「この人とこの人は同性愛者だ。」と言った話をして下さりました。まあ閑話休題の範疇ですね。

 

しかしそれを聞いて「えー!気持ち悪い!」と言う反応を示した女が居まして・・・

 

私は反射的に「偏見を持つのは止めてくれ!!」と言いました。

でも相手は聞き入れられる様な器ではありません。

 

本当に、「こんな奴等と一緒に芝居を作らなければいけないのか…」と思うと気が重くなる所の話ではありませんでしたよ。

今尚「逃げるという選択肢は無かったものかと省みてしまいます。

誰に何を言われ様とあの時逃げる事が出来ていれば今に至るまで心身共に少しは健やかに過ごせただろうに。と本気で思います故。

 

 

 

こんなエピソードは氷山の一角でしかありません。

 

今でもあるのか知りませんが、新宿にあった『ぽんでぃしぇり』っていうマッサージ屋の従業員も同性愛に対して歪んだ価値観や蔑視を恥ずかしげも無く示していましたし…

 

そういった人達には「気持ち悪いのはお前だよ。と声高に言ってやりたい。

 

 

そりゃ私も新宿二丁目等で男性の方からあまりにもアグレッシブなアプローチを受けて危険な目に遭ったりなんて事もありましたが、そんな事で偏見を抱いたりは致しません。

 

私に性的な魅力を感じて求めて下さる方の気持ちに応えられないのは心苦しい所ではありますが、マイノリティ同志常に味方でありたいと願っております!

何が出来るかは分かりませんが、力に成れる事があれば力に成りたい。

もしそれで私も同性愛者の類だと言う疑惑が生じたとしても、それでも良いと思えます。それで偏見の渦に飲まれている人々の地位が向上する様であれば。

 

 

それにこれまでの人生の中では、私の恋愛対象は毎度異性の方でしたが、新たな境地に目覚める可能性だってありますからね。

殊更目覚めたい訳ではありませんが、選択肢は多く持っていた方が良いですし、無闇やたらと可能性に蓋をする必要はありません。

 

 

先日訪れたオカマバーのママとの会話でも、

 

ママ「ノンケの方?

 

私「ええ。今の所…

 

ママ「今の所なんだ(笑)

 

私「これから目覚める可能性だって否定出来ないですし。

 

ママ「そうよね。

 

ってな感じで尊重して頂けましたし、今後どう転ぶか分かりませんよね。

ディスプレイを見ながら「自分に限っては絶対無い!」と笑ってるお前!お前だってどうなるか分からんぞ!何せ自分で選べる事象では無いですからね。

 

 

 

そんなこんなで長年抱いていた思いをようやくこうしてブログにもしたためた訳ですが、

それによりこれからもホモフォビアに対して断固としてNO!」の意思を強く打ち出して行く事の意思表明とさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆本日の一曲☆

 

 

上原あずみ/Bye Bye My BLUE SKY