もっとキレイに!もっと元気に!
体温を上げるマクロビオティック料理研究家の小川原智子です。
新型コロナウイルス感染が
世界規模で拡大しています。
お元気でお過ごしでしょうか。
明日16日から5月4日まで
春の土用(どよう)に入ります。
「土用」というのはね、
いわゆる「季節の変わり目」にあたる時期で、
気温が変動しやすく、
大器も不安定で体調を崩しやすいもの。
この時期は、五臓の「脾」の季節でもあり、
脾に負担がかかって、
特におなか(脾胃)の調子を崩しやすいの。
食欲不振など、食欲を管理する
自律神経が乱れやすくなります。
元気で過ごすには、
「脾」が健全であれば、
一年中健康であるといわれています。
「脾」の調子が悪くなるとね、
・食欲不振
・消化不良
・胃もたれ
・腹痛
・下痢
・便秘
ーをはじめ、
・むくみ
や
・四肢のだるさも感じられるようになるの。
冷えの症状も強くなります。
口内炎ができやすいという方も
「脾」が不調のサイン。
にきびや顔のたるみ、
唇の荒れなど、美容トラブルも出てきます。
不調が出ている方はもちろん、
不調が出る前に、
「脾」を補ってくれる食べ物で養生しましょう。
「脾」を補ってくれる食べ物・・・。
それは
【甘味(かんみ)】の食材。
【甘味】といっても砂糖ではなく、
ごはんをよく噛んで食べたときの甘みのような
食物に含まれる自然な甘みのこと。
穀物や野菜、豆類など、
日常的に食べているもののほとんどのもの(約7割)が
甘味にあたります。
色でいうと、
「黄色」の食べ物が【甘味】に相当します。
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かぼちゃ
たまねぎ
とうもろこし
大豆
栗ーなどなど
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中でも、
「脾」を滋養する
甘味の代表といえば・・・
どーーーん。
山芋。
「神農本草経」には、
「脾胃の傷れたるを主(つかさど)り、
虚弱を補い、
寒熱の邪気を除き、
気力を益し、
肌肉を長ずる」とあります。
ただし、
冷たい状態で摂ると、
弱った胃腸には負担に。
味噌汁や汁ものに入れたり、
お好み焼きに入れたりして、
温かくして食べましょう。
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ネバネバ食材を効果的にいただくには、
【過熱して食べる】のがポイントよ!
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季節の変わり目って、
急に強い雨風が吹き荒れたりして、
気温も変化しやすい頃・・・。
心も不安定になりやすく、
一年のうちで最も体調を崩しやすくなるといわれています。
また、
今年は新型コロナウイルスの影響で、
生活もがらりと変わり、
経済や健康の不安も広がって、
気持ち的に不安定だという方もいらっしゃるかもしれません。
ウイルス蔓延という環境の変化と
季節の変わり目の変化
いつも以上に大きな変化!!
胃が元気だと、
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①腹八分目
胃の養生には、消化に負担がかからず、
胃がきちんと吸収できる食事が一番!いつもより食べる量を減らして、
脾胃に余力を残しておきましょう。
消化吸収の高いおかゆもこの時期おすすめです。
②よく噛んで食べる
よく噛んで食べると胃腸への負担が軽くなります。
また、よく噛むと唾液がしっかり出て、
食べ物とよく混ざり合って、
消化吸収がよくなります。
③温かい飲み物を飲む「脾」を弱める1番の原因は、冷たいものの取りすぎ。できるだけ常温、体温以上のものを。 -
マクロビオティックではおなじみ
季節の変わり目、ご自愛くださいませ。