アメリカ財政の真実と見通し。 | あるグローバル投資家の軌跡。(労働資本⇒金融資本編)
先月の米国雇用統計。

新規雇用は、予想通り。

予想11.5万人
結果11.4万人

びっくりは、失業率。

予想8.2%
前回8.1%
結果7.8%

0.3%のありえない改善率。

緩和政策などのモルヒネが、
がっつり効いているのだろう。

それとも、恣意的な数字?

だとすると、オバマ再選の
シナリオになるが・・・。

さらにびっくりは、ドル円。

これほどの改善で、
たったの40銭しか動かず・・・。

大統領選、実体経済悪化、
今年までの減税政策などが、
積極買いを思い止まらせている。

そんな印象の雇用統計だった。

さて、そんなアメリカの財政。

サブプライムで、
信用収縮が発生し、
もうダメだ・・・との雰囲気。

真実は、どうなのだろうか?

興味深いことに、
アメリカと日本は、
反対の財政見通しを持つ。

結論から言うと、
アメリカは良くなり、
日本は悪くなる可能性が高い。

その理由は、資産ポートフォリオ。

アメリカのバランスシート。
資産・・・株式を中心に構成。
負債・・・債券を中心に構成。

日本のバランスシート。
資産・・・債券を中心に構成。
負債・・・株式を中心に構成。

要は、リスクの取り方。

当然、利回りも変わってくる。

かなり大雑把に言うと、
株式は4~6%のリターン、
債券は1~2%のリターン。

あくまで、マクロ的には・・・。

結果、収支は以下の通り。

アメリカの収支・・・プラス2%~5%
日本の収支・・・マイナス2%~5%。

何がいいたいかというと、
アメリカは財政を健全化する
"可能性"を秘めているということ。

逆に、日本はリスクを取らないので、
"ほぼ確実"に、財政が悪くなるということ。

残念ながら、これが真実。

あくまで、マクロ的には・・・。

資本主義は、革新者にご褒美を、
保守者に罰則を与えるのが前提。

国の動きはコントロールできないが、
個人として、これにどう反応するか?

それぞれの決断が必要だと思う。