ドラッカー戦略の大事なコンセプトの一つに、『組織規模の最適化』がある。
平たく言うと、産業時代はとにかく組織は大規模であることが有利だと考えられていたが、情報時代では通用しなくなっているということ。
経営理念、事業戦略、業種に応じて、組織を最適な規模で維持することが、激しく奨められている。
考えてみれば、当たり前の理屈で、成長経済では大規模有利、収縮経済では最適化が大切となる。
この傾向は、今後もますます色濃くなる。あらゆる面(財務、ノウハウ、スキル等々・・・)で、組織よりも個人が、よりエンパワーされているからだ。
象を組織、個人をゴキブリに例えると分かりやすい。
象は誰もが認める地上最強の動物の一つだが、環境が整っていないと生き残ることはできない。体を維持するための食物も大量に必要だ。
しかし、ゴキブリはあらゆる環境で生き残ることができると言われている。少量の食物でも生きる。ある意味、地上最強の昆虫の一つだ。
最近、身の回りの大企業を見ていて、明らかに環境に順応できずにあえいでいる様子が、垣間見える。航空会社JA○のように、今年も、破綻する大企業が出てくるのではないか。
逆に、Sクワドラントのスペシャリストは、最も大変な住民(実社会のサービスを実務的に支えているから・・・)であることは確かだが、逆境にはとても強い。
こういう時代になると、スペシャリストとしてやってきて良かったと感じる時がある。(マジ、仕事はキツいけど…)
大企業がボロボロに廃れていく様子を見るのは、心苦しいことではあるが、変化を積極的に受け入れる人間には、面白い光景でもある。
これからの大企業動向は、心配半分、期待半分といったところで、注視したいと思う。いずれにしても、"変化"というプロセスはとても楽しい!