【番外編・裏技】MacBook Pro スピーカー音割れ対策 | 鉄道模型900ちゃんねる

【番外編・裏技】MacBook Pro スピーカー音割れ対策

呉尾の仕事道具のMacBook Pro(Retina, 13-inch, Early 2015)が
最近音割れがひどく、日に日に悪化してただの雑音になってきたので
今回は番外編として、禁断の裏技を紹介します。
 
禁断の裏技だけあって、初心者にはオススメしづらく、
また音の特性も変わってしまうので
音にこだわる人にはお勧めできません。
参考にされる際は、あくまでも自己責任でお願いします。 
 
まずはこちらが加工前のスピーカーの状態です。
最初は音割れは低音域だけだったのですが、
徐々にボーカルレンジの中音域まで侵食され、
とうとう高音域もこのありさま……
 
中音域まで侵食されてからはあっという間でした
 
とりあえず原因を探るために分解します。
(要・小型の特殊ペンタレンチ/その他分解の方法は
ネットの各How toのHPを参考にしてください)

 

 
左右にあるコの字になっているパーツがスピーカーです。
3本のネジを特殊*型ドライバーを使って外します
 
基盤へとつながるコネクターは外さずに、
テープで接着してあるケーブルを
少し剥がした状態で作業します。
 
 
埃でかなり汚れていますね。
しかし音割れの原因はそこではなく…
 
 
 
「エッジ」と呼ばれる外側のゴム縁が
完全に本体から剥がれてしまっています。
MacBook Proはエッジがキャップを兼ね、
スピーカー全体を密閉するタイプ。
この部分が剥がれ、振動するフレームに当たって
音が割れていたんですね
 
 つまりここを接着してしまえばいいわけです。
 
さて、ここからが禁断の裏技の裏技たるところ。
繰り返しますが参考にされる際は
くれぐれも自己責任でお願いします
 
 
ボンドでエッジの外側の溝を埋めるように接着していきます
伸縮性があり、のちの加工も容易なので、
ゴム系ボンドがベストです。
この時、内側にある振動板やヨークには
絶対にボンドを付けないでください
あくまで外側にまんべんなく、やや多めにボンドを
「乗せる」感じで付けていきます。
 
両方のスピーカーの補修加工が終了しました。
あとは組み直すだけです。
※12.Nov.'20追記
ボンドが乾ききるまで絶対に音は出さないでください。
できればこの状態で1時間以上置いてからの組み立てを推奨いたします。

こちらが加工後。
修理に出せば1万円以上かかる出費が
ゼロに抑えられて満足です。