元気なコエヌの育て方 | 鉄道模型900ちゃんねる

元気なコエヌの育て方

(2014年4月2日追記・価格は消費税5%当時のものです。ご注意ください)

とある所の企画で、ちっこいNゲージの「コエヌ」「フォーミュラ9」いうカテゴリーを、
勝手に作ってみました。

まずは「コエヌ」

HOやOのナローゲージではなく、あくまで「ちっこいNゲージ」で、
「呉尾律波のジョークトラック」はじめ、半径50mmのカーブを通過できることが条件です。

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ざっと市販のものを羅列してみましょう。
●KATO  チビ凸、チビ電・チビロコ客車(小型二軸動力のもの・連結はできません)
●TOMIX 各種二軸レールバス(連結はできません)
●BANDAI Bトレ機関車動力ユニット1
●津川洋行 デキ3・日本車両7tディーゼル
●アオシマ 酒井5t・デワ・ボンゴカー
●アイコム TMSモーターカー・C4木曾ディーゼルカー(キャラメルN動力)
●アルナイン アルパワー14A・16A

--以下、それぞれの簡単なインプレッションです。ご参考まで。--

●KATO チビ凸用動力ユニット Bトレインショーティー対応品11-103 (軸間28mm・¥オープン価格)

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・長所 とにかく安定感抜群。信頼性があり、長時間走行にも耐えうる。

・短所 大きく、構造的な遊びが少ない。改造にはやや不向き。
    動作に大きな電力が必要で、電池式パワーパックだとやや難しい。

●BANDAI Bトレ専用  動力ユニット[1]・機関車用(軸間28mm・¥2100)

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・長所 信頼性、低速性能はKATOに一歩譲るものの、
    パワフルさでは一枚上手。

・短所 走行音がKATOのものよりやや大きめ 
    やはり大きく、改造には不向き

●津川洋行 動力ユニット TU-DEKI1 (軸間8mm ・¥3675)

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    銚子電鉄デキ3に使用の動力ユニット。

・長所 軸間8mmと、とにかくコンパクト。
    走りはスムーズ。汎用性も高い。
    バランスがよく、1軸駆動にしては牽引力がそこそこある。
    耐久性もかなりあり、3日間のイベントをほぼメンテフリーで走破。
   
・短所 モーターが中央搭載で背も高いので、
    改造ベースとしては規制がある。 
    改造走行には繊細なウエイトバランスが要求され、
    十分な工作力と知識が必要となる。

●津川洋行 動力ユニット 動力ユニット TU-7T (軸間9mm・¥3675) 
    日本牽引車製造7t入替機関車の軸間9mmの動力ユニット。



・長所 とにかく小さくスムーズ。走行音も静か。
    2軸駆動で、牽引力もそこそこある。
    乾電池一本でも走る。改造の幅も広い。
    耐久性もかなりあり、3日間のイベントを車輪の掃除のみで走破。


・短所 ウィールベースの短さゆえ、補重など改造時の調整がシビア。
    4.5Vモーターは、相性の悪いACパワーパックだと極低速がきかず、
    暴走することも。

●アイコム キャラメルN動力 (軸間14mm・¥2940)

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    アイコムの「キャラメルN」専用動力。
    初期型の金属ウォームギアと、
    後期型のプラ製ウォームギアのものが存在する。

・長所 構造が単純なため、改造の幅が広い。
    牽引力は別として、モーターがパワフル。
    LED基盤搭載なのに低価格。
    ポン付けできるボディが多数ある(5種類12カラー)

・短所 1軸駆動なので牽引力に難。低速があまり効かない。
    走行音がやや高い。
    車輪の外側に集電ピボット板があり、幅がやや広い。
    集電ピボット部分にゴミが溜まりやすく、
    走行性能に影響しやすい。メンテナンスが重要。
    固定台車レリーフは、お手軽改造にはやや不向き。
    改造の際にはLED基盤が邪魔になることも。

●アルナイン アルパワー14A・16A(軸間14mm/16mm・¥2,940)
※写真・インプレはアルパワー14A

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 新型アルモーターとグリーンマックス製の動力台車を組み合わせた,
 2軸駆動の動力ユニット。

・長所 超小型2軸動力とは思えないほど、抜群の安定性。
    モーターが静かでパワフル。補重しなくても、スイスイ走る。
    ギヤにより十分に減速されており、低速からスムーズ。

・短所 金属部品が多いため、改造時にはショートに注意が必要。
    プレートを外して「最小限走行可能スタイル」にすると、
    やや建て付けが心もとない。

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以下、小さな電力で動く順番です。
(実験は単三乾電池3本をパワーソースとする、Tゲージ用パワーパックで行いました)

津川洋行TU-7T < アルナイン アルパワー14A・16A < 津川洋行TU-DEKI1 < アイコム キャラメルN動力 < BANDAI Bトレ動力 < KATO

個体差もあるでしょうが、手持ちのものに限っては、信頼性ならKATO・バンダイ・津川TU-DEKI1、走行性能ならアルパワー、改造の幅の広さなら津川TU-7T、お手軽さならキャラメルNあたりでしょうか。


そこで早速、自作のコエヌを作ってみました。
モーターはアルナイン、足回りはキャラメルNでギヤは津川というキメラ動力です(笑)。

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詳しい製作方法と、「フョーミュラ9」についてははのちほど。