クラブの調整によるクラブ特性の変更における効果とは?! | ★ギア・スイングの話2

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GDOブログの閉鎖とともにこちらに引っ越ししてきました。なぜか、ゴルフ販売技術者資格も持っているけど、ゴルフ業界では働いてなかったけど、最近ゴルフ業界に戻りました。自分の気付いた事などいろいろ書いていきます。(^^;) オフィシャル Hdcp 0.

さて、今回は、クラブの調整によるクラブ特性の変更における効果のお話です。





ということで、、、、


みなさんは、クラブの調整はしたことはありますか?

クラブがどこまで調整できるかを知っていると、調整だけで対応できるのか、ヘッド交換が必要なのかシャフト交換が必要なのかというところがわかってきます。


なかなかこのようなところは、専門家でないとわからない部分です。


まず、、、簡単なところでは、ライ角調整があります。


これは、基本的にアイアンで、1W、FW、UTはなかなか難しいです。アイアンについては、軟鉄鍛造であれば、ほとんど問題なく出来ると思いますが、ステンレスでも曲げることは可能な素材もあります。

ライ角が合っていることは、重要で、ミート率にも繋がりますし、球筋にも影響が出ます。

ウッド系もシャフトの挿入角度を変えることにより、ほんの少しだけ調整できます。僕の場合、FWは基本的にやや右から入れています。アイアンは、標準よりも2度アップライトにしています。


それ以外の調整ですが、ヘッドの重さの変更もありますね。

最近のクラブは、錘の取替えができるクラブも増えているので、違う重さの錘に取り替えれば、ヘッドが重くなるのと、ほんの少し、球筋の変化もあります。

さらに、錘が2箇所以上あったり、レール上で動いたりすると、もう少しダイナミックに球筋の変化が現れます。

錘で言えば、トウ側を重くすれば重心距離が少し伸びて、捕まりが少し悪くなります。また、ヒール寄りを重くすれば、逆に捕まりが増えます。


あと、、、後方にすれば、重心深度が深くなりヘッドが上を向きやすくなります。

前方にすれば、重心が浅くなり低スピンになりやすいです。


他にもカチャカチャ機能があるクラブでは、ロフトとフェース角を変えることが出来ます。

メーカーによって機能はいろいろですが、基本的にロフトを増やすと増やしたぶんだけフェース角はフックになり、ロフトを減らすとフェース角はオープンになります。

そのため、たとえば、10.5度のヘッドのクラブを1度フックにして使いたいと思えば、9.5度のヘッドで購入して、1度フックにカチャカチャすると実質10.5度のヘッドになります。


このようなところを含め、クラブは選択したほうが良いですね。


そして、シャフトですが、タイミングが合いにくいクラブは、ほとんどがシャフトが原因です。  シャフトも、カチャカチャであれば、自分で交換も出来ますし、カチャカチャつきのシャフトでも売っている場合があるので、お得ですね。

カチャカチャが無いクラブは、残念ながらリシャフトになります。

ヘッドからシャフトを抜いて他のシャフトに付け替えるわけですが、これの最大のリスクは、付けてみないと本当に良くなったかわからないということと、ダメだったからと言ってシャフトを、元も戻しても、まったく同じように接着できるとは限らないというところです。

他にももう少し、変わった方法があります。


それは、ヘッド内にグルー(粘着剤)を入れることです。

ちなみに、僕が調整した例では、FWをこの調整にしました。


3Wで、少しあたりが薄いショットが多く感じていたので、原因は後ろに重心がよりすぎていると考えて、

 



1:ヘッド後方についている錘を軽いものに変える

   8g → 4g 

2:ヘッド中心にグルーを4g入れる。


この変更で少しヘッドの後方が動いて、薄いあたりになったりフェースの開閉などの動きを抑えられればということで調整しました。


このような粘着剤を使ってのヘッドの動きの調整は、ツアーでは普通に行われていますし、微調整にはいい方法だと思います。


このような調整方法は、メーカーのヘッドの内部がどうなっているかを詳しく知らないと出来ません。また、シャフトを抜いて、ネック部分の蓋を取ってそこからグルーを注入する場合、蓋がうまく取れないとヘッド内部に落ちて音鳴りの原因にもなりますので、このあたりは、経験豊かで良くわかっている人に任せるのが一番ですね。

単純にヘッドとシャフトを接着するだけでなく、その人のスイングに合った調整で、組上げることができるのが理想ですね。


また、調整幅の大きいクラブは、その時のスイングにあった微調整もできるので、合うクラブになる確率が高まりますね。


ということで、、、色々調整できるキャロウェイ ローグドライバーはこちら!!!

 

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