ということで、、、、、、。
先日ホームコースへ行ってきましたが、グリーンがこの時期特有の難しさになっていました。
それは、グリーンがデコボコになっていることです。
といっても、所謂ポテトチップスグリーンのことではありません。スパイクで踏んだ跡の凹みのことです。
特にカップ周りの凹みは、結構ありました。
だいたい、丸いスパイク鋲の形に合わせて2~3ミリの凹みが連なってデコボコになっています。
これは今のルールでは、ピッチマークではないので、修復ができません。
結果として、カップ周りのボールスピードが落ちたところで、このデコボコに当たり、思わぬ方向にボールが曲がります。
この間は、60cmのショートパットで少し切れるスライスラインが、30cmのところにあるスパイク跡の凹みに当たり、スライスしてフックして外したというのもありました。
凹みがあるのはわかっていましたが、どっちに曲がるかまではわからないのでラインの通りに打ったら、凹みに当たって逆に曲がって行きました。
この場合、どのように対処するのがいいのかということですが、方法は2つです。
1:ボールスピードを上げる。
ある意味パッティングの基本ですが、スピードで多少のデコボコに負けないようにすることです。特に上りのパットには有効です。
2:ボールをジャンプさせる。
ボールを上げて、デコボコを空中で避けるように打ちます。ちょっと、えっと思うかもしれませんが、ある程度の距離であればパターにロフトが付いているので、少しボールはジャンプします。そうすればどっちに曲がるかは気にせず打つことができます。
それで、ジャンプさせるために必要なパターの機能ですが、それは、ロフトです。一般的にパターのロフトは、3~4度が多いですが、この場合、もう少しロフトがある方がいいですね。
後はスクープソールのパターもいいです。
スクープソールというのは、シャフトを垂直にしたときに、ソール後方が浮いているソールのことです。バンス角で言うと、マイナスバンスになります。
最近は、スクープソールのパターは減りましたが、昔のピンアンサーは、このスクープソールでした。
このスクープソールかどうかは、少し解りにくいのですが、ソールをペタッと付いたときにシャフトが構えてる方向から見て、右に倒れるようだとスクープソールです。
元々ピンパターの設計思想に、バックスイングを引きやすくする目的でスクープソールになっていましたが、ソールの座りが悪いのと、グリーンが短く刈られる高速グリーン全盛になってからは、スクープソールのパターはあまり見かけなくなりました。
僕はパッティングのストロークは、あまりハンドファーストに構えず、インパクトは、ほんの少しだけロフトを付けて打ちます。
これはインパクトでマイナスロフトにならないための保険です。
人工芝のパッティングマットでは、インパクトでマイナスロフトやロフトが0の方が、転がりはいいです。
しかし、実際のグリーンでは、芝は均一ではないし、面も平ではなくデコボコです。ボールも芝の上では少し沈みます。
それで、その自然のグリーンに対応するということでそのようにしています。
まあショットでストレートを打たず、少しドローかフェードで打つのと同じ考え方ですね。
ショットの保険が、理想の軌道より少しずらすことで、誤差が出ても、逆玉が出ないようにするのと同じです。
理想の転がりの追求も大事ですが、保険をかけるのも大事ですよ。
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