さて、今回は、ゴルフルールを熟知しているとコース戦略に活かせる方法のお話です。
ということで、、、
みなさん、ゴルフルールは詳しいですか?
僕は、一応ホームコースの競技委員をしているので、ゴルフルールについては、結構勉強しています。
とはいえ、結構複雑なので、裁定集をみないと判断できないみたいな事項も合ったりします。
とにかくルールの日本語が難しいですね。
そして、ルールには、段階があり、ゼネラルルール→ ローカルルール/競技ルールみたいな感じになっています。
あとゼネラルルールのなかに、ローカルルールで定めてもいいみたいなこともあり、それって、推奨しているのかしていないのか良くわからないというルールも存在します。
そうして、、月例などで、ルールがわからなくて質問というのも良く受けます。もしくは、間違った処置を使用とするのもよく見かけます。
まず、、、一番 間違った処置が多いのは、二アレストポイントの決め方です。
ホームコースは、2グリーンのため、サブグリーンがあります。
そして、サブグリーンに乗ったときの二アレストポイントの処置が間違っているケースが多いですね。
ニアレストポイントとは、この言葉通り、障害を避けうる一番近いポイントで、かつホールに近づかないという1点になります。
しかし、、多くの人がこのサブグリーンで取るニアレストポイントは、障害を避けて、元のボールの場所と同じ距離の地点と解釈している人が多いです。
そのため、ピンとボールを結んで、同じ距離の地点を捜して、サブグリーンにかからないところにドロップする感じになります。
また、ニアレストポイントから1クラブ以内でホールに近づかない地点にドロップになりますが、この1クラブのエリアから出たら再ドロップと思っている人も多いです。
そのため、1クラブから転がり出たら、あわてて、ボールを拾いにいこうとします。
実際には、ホールに近づかない場所で、落ちた地点から2クラブレングス以内までとなります。
このあたりは、ニアレストポイントのルールとドロップのルールの複合なので、わかりにくいですね。
これが、2019年からの新ルールでは、ニアレストポイントから、20インチ以内のエリアにとどまらなければならないになりますので、すこしわかりやすくなります。また、ドロップの方法も高さ規定が無く、手を離してドロップするということなので、地面から5cmの高さで手を離してもいいわけです。
このような改訂は、、ルールをシンプルにしますし、本来の障害物の救済の場所から近いところになると考えれば、公平になっているともいえます。
まあ、これは、現状のルールではダメですが、このドロップの方法や、1クラブレングスの考え方でも、コース攻略のひとつにもなります。
たとえば、、、、フェアウェイとラフの違い。 ここは、ルール上はどちらもスルーザグリーンで、違いがありません。唯一違いが出るのは、ボールが落下の勢いで食い込んだときだけですね。ゼネラルでは、芝が短いところは救済を受けることができますが、ラフなどではたとえ食い込んでも救済は受けることができません。
ただ、ローカルルールで、このあたりも救済しているケースもありますので、実質かわりはないと考えていいと思います。
それで、たとえば、カート道など舗装されたところにボールが合ったりスタンスがかかったりする場合。
ゼネラルルールでは、障害物を避けうる一番近い場所にニアレストポイントを決めてそこから1クラブ以内にドロップとなっています。
このニアレストポイントの決め方ですが、障害が無ければ使うであろうクラブで二アレストポイントを決めるように推奨されています。しかし、その後の1クラブには、同じクラブを使う規定はありません。そのため、プロの試合でも、救済を受けて、1クラブを使う場合は、ほとんどドライバーを使っています。但し、二アレストポイントを決めるときのクラブは、その場所で使おうとしたクラブを選択しています。
そして、ドロップする地点は、最大、二アレストポイントから、1クラブ離れた位置にドロップできます。そして、ドロップ後は、ニアレストポイントより、ホールに近づかないところであれば、落ちた地点から2クラブまでは、OKとなります。
たとえば、カート道路の周りがラフでも、ドロップ地点がフェアウェイ側に傾斜しているとしたら、ドロップ後、2クラブ以内に転がった地点がフェアウェイであっても、ルール上はOKとなります。
もちろん、二アレストから1クラブ以内がフェアウェイであれば、そのフェアウェイにドロップも出来ます。
さらに、傾斜が強い地点にあえてドロップすると転がってフェアウェイにいくことも考えられます。
このように、ルール上の精神からは外れますが、ルール上は問題ないので、プロも必ず、よりいいライになるようにドロップ地点を選択しています。
他にもボールがある地点が、グリーン方向に打とうとしたら、左打ちにならざるを得ない場合。そして、左打ちだと、カート道などを踏むようになる場合は、救済を受けることができます。
そして、ニアレストポイントを決めてドロップした場合、今度は、右打ちで普通に打てるようになれば、そのまま今度は右打ちでプレイできます。
注意しなければいけないことは、この場合は、右打ちでも打てるのにあえて左打ちで救済を受けるようなことは出来ません。ここは、合理的に左打ちしかないと認められるという判断が入ります。
このような場合も、ニアレストポイントを決めて、ドロップする場所を、右打ちでも打てるような場所にドロップできることを考えて、積極的に救済を受けることで、ストロークのミスを減らすことができると思います。
後は、ボールをピックアップしたときにタオルで拭いて良いかどうかという場合。グリーン上を含めてほとんどの場合、タオルでボールを拭けます。たとえば、落下の勢いでボールが埋まった場合ですね。ほとんどの場合、泥が付いたりしますが、これは、タオルで拭けます。
唯一ふけない場合は、ボールがくっついたり、グリーン周りでラインの邪魔になり、マークしてピックアップする場合です。このときは、ふけないので、指先でボールを持っておくと余計なクレームも避けられると思います。
まだまだ、いろんなルールがありますが、一度ルールブックもしっかり読むと面白いですよ。
スコアにも役立つと思います。
ということで、、、スコアがよくなりそうなアイアンセットはこちら!!!