
ということで、、、
今回、MMT9で一緒にラウンドしたプロは、松下佳弘プロでした。ヘッドスピードも速く美しいスイングでした。
さて、このMMT9のクラブ制限ですが、プロの場合4本です。
それで、プロのセッティングは、5W、8I、54度ウェッジ、PTとなっています。
まず、、、プロの場合本数が少ないので、ほとんどコントロールショットになります。
そうして、よく見ているとショート以外のティーショットは、5Wで打っていました。
ちなみに1Wを選択しなかった理由を聞くと、12番ホールで1Wが難しかったためということでした。
距離の短いロングホールですが、打ち出しが狭く、ドロー系のボールでないとフェアウェイに行かないホールです。
2オンを狙うには、5W×2回の方が確率が高かったということだと思います。
そして、アイアンもほとんどコントロールショットで打っていたと思います。
クラブは、タイトリストの名器ともいえるAP-2でした。
タイトリストの中でも易しめのアイアンですね。
一緒にラウンドして、それぞれのショットの精度も高かったのですが、やはり、スイングの完成度がアマチュアとは格段に違います。
まず、、、違う点は、スイングが毎ショット同じ。毎回同じ場所にテークバックして毎回同じフィニッシュです。
アマチュアの場合これが、ショットごとに違うプレーン違うフィニッシュになっていることが多いです。もともとフィニッシュがちゃんと取れない人も多いです。
それと、アプローチのスイング。これも美しいボールですごかったです。ゆったりとした切り返しで、急激にスピードを上げることなく、インパクトしていました。
簡単にいえば、バックスイングで重力に逆らって、クラブを上げたら、切り返しからは重力に任せて、クラブを振っている感じですね。
これは、ショットにも共通なのですが、バックスイングを上げて、切り返して手が重力で落ちてくる力を利用してインパクトを迎えている感じです。
では、どうしたら、このような感覚でスイングができるのでしょうか?
この感覚をつかむには、部屋でも簡単にできます。
まず、、、、手の自然落下のスピードを覚えることです。
初めに、まっすぐ立って、クラブを持たず、両手を真横に伸ばします。
そして、その状態から腕の力を一気に抜きます。
そうすると勢いよく手が両足の横の部分に当たると思います。足が痛くなりそうと思って当たる前に力が入るかもしれませんがそれは、OKです。
とにかく脱力した手が結構なスピードで落ちることを体感して下さい。
これがうまくできるようになれば、今度は、まだ、クラブを持たず、アドレスの形を普通に取ってください。
そして、普通にバックスイングして、トップで一度止めます。
いわゆるシャドースイングでトップで止める感じです。
次にトップで止めたら、その体制のまま、さっきと同じ要領で、手を脱力します。
そうすると体は、トップのまま勢いよく手だけが自分の体の正面に落ちてきます。そして、少しフォローのところまで手が動くと思います。
これ繰り返し行ってください。クラブを持っていると脱力するとクラブが落ちてしまうので、クラブを持たないところもポイントです。
どうでしょうか?
今までのスイングと手や腕の使い方が違いませんか?
このトップからの脱力することで、インパクトで体が開かないダウンスイングができます。
この形だとハーフウェイダウンで、まだ、体は、正面に向かず、右に向いている感じで手だけ下りてきますし、いわゆるタメができたダウンスイングになります。
これを、手に力を入れてダウンスイングするとどうしても上半身と手が一緒に回転することになり、インパクトで体が開きやすくなります。
一度お試しください。
ということで、、、