さて、今回は、セッティングの流れの中で違和感のないユーティリティのお話です。
ということで、、、、
皆さんのセッティングにはユーティリティは入っていますか?
最近は、結構1本はセッティングに入れている人が多いと思います。中には、3~4本入っている人もいそうですね。
プロでも結構入れている人は多くなってきました。
さて、、、、ユーティリティと一言でいっても大きく分けて、アイアン型とウッド型の形状に分かれます。
また、ウッド型でもアイアンに近いウッド型とウッドに近いウッド型があります。ちょっと言葉だと変な説明ですね。
まず、、アイアン型のユーティリティは、こんな形状です。キャロウェイや、スリクソン、フォーティーンもあります。
いわゆる形状がアイアンに近くて、ソールが厚く、中空になっているものがほとんどですね。
これのメリットは、アイアンの流れであまり形状の違和感なく打てるところで、打ち方もアイアンと同じです。
デメリットとしては、ロフトが立っていることもあり、ボールが上がりにくく止まりにくいところです。
しかし、ロングアイアンよりも上がるし、止まるということは言えます。
次にアイアンに近いウッド型のUTとウッドに近いウッド型UTの違いですが、この2つの形状はほぼ同じです。違いは、フェースプログレッションの大きさですね。
ウッド型ユーティリティのパワートルネード7 タイプU
ウッドは、基本的にグースがありません。フェース面はシャフトよりも前に出ています。一方アイアンは、フェース面が前に出ていません。
このフェースプログレッションの違いで、弾道は、かわります。基本的にフェースプログレッションが小さい方が、ボールは上がりにくく、大きい方がボールが上がりやすいです。
つまり、アイアンに近いウッド型のUTは、ダウンブローに打ちやすい設計になっているということです。その方が打点の安定につながりますね。
一方ウッド型UTはフェースプログレッションが大きいのでダウンブローには打ちにくいです。また、入射角で弾道が大きく変化するので、一般的には、払って打つ方が易しいです。
このように大きく分けてUTの特長は3種類ありますが、、、アイアンの流れで使いたいという人は、アイアン型か、アイアンに近いウッド型がお勧めです。
ボールを捕らえる感覚がアイアンに近いです。
アイアン型に近いユーティリティのタイトリスト 915H
それと、、、スペック選びで重要なところは、、重心距離です。アイアンの重心距離と大きく違わない重心距離のUTを選択した方がいいと思います。あと、、フェース角もあまり、フックフェースになっていないものをお勧めします。理由は、アイアンはフックフェースになっていないからです。シャフトは、アイアンと同じか、もう少し飛ばしたければ、アイアンより少し軽めのシャフトがいいですね。その時にシャフトの動きが特殊な動きをしない方がいいです。アイアンシャフトに近い動きのするシャフトをお勧めします。
逆にウッド型のUTが使いやすいと思っている方は、こんどは、FWの重心距離に近いUTを選択すればいいと思います。また、フェース角もFWのフェース角に合わせたほうがいいですね。シャフトは、FWと同じかもう少し重くてもいいと思います。シャフト挙動については、FWと同じ挙動のシャフトをお勧めします。
しかし、、、アイアンの流れからでは、どうしても違和感のある方、、、。
それは、、、アイアンセットでロングアイアンはUTに近い使用になっているモデルをお勧めします。
このようなタイプのアイアンは、ロングアイアンでバックフェースが構えたときに見えることが多いです。
そうすると、アイアンで構えてバックフェースが見えるのが気になって使う気にならない、、、みたいなコメントも増えます。
僕が、今使っているPRGRのnabla black FORGEDアイアンもまさにそんなアイアンです。このクラブは、3番アイアンまでありますが、4番くらいからバックフェースが見えます。
もともとこのクラブの設計思想は、ロングアイアンを易しく上げるためにということで、このような形状になっています。このようにこのクラブをアイアンと思うので違和感がありますが、流れに合わせて設計されたUTと思ってみると、構えても違和感がないと思います。もともとUT形状でバックフェースが見えないモデルはありませんので、意識の持ち方一つで構えやすくなりますね。
どうしてもUTで違和感がある方は、ロングアイアンはUT形状になっているモデルもお勧めです。
ということで、、、いろいろなタイプのユーティリティは、こちらから!!!