ゴルフメーカーのクラブ開発の方々にはかなりなじみの深い計測器です。しかし、一般的にはほとんど知られていません。
実は、ゴルフ向けの計測機器はいろいろ市販品から業務専用、オリジナルまでいろいろ作られていますが、現在、クラブメーカーで最も使われている計測機器だと思います。
機会があって、TRACKMANで計測することができました。

ということで、、、
まず、いろんな機器がある中で、クラブの開発メーカーが採用している理由は精度の高さです。さて、なぜ精度が高いかというと、打ったボールなども飛んでいる間中ずっと追いかけているからですね。
まあ、他にも技術的ないろんなノウハウが詰まっていると思います。同じ計測方式にフライトスコープというものもあります。これも、同じ形式なのでなかなかの精度の高さを誇るのですが、トラックマンと比較すると精度は落ちるようです。
このあたりは、業界の開発関係者から聞いた話なので間違いないと思います。 しかし、一般的にはあまり見かけませんよね。
その理由は、、、価格です。 高級自動車 1台分くらいの値段がします。 フライトスコープでも軽自動車1台分の価格はすることを思えば、なかなかこの金額を投資にするのは、個人レベルでは難しいでしょうね。
さて、TRACKMANで計測できること、、、それは、結構多岐にわたりますが、
クラブは、ClubSpeed、AttackAngle、ClubPath、Vert.SwingPlane、Horiz.SwingPlane、Dyn.Loft、FaceAngle
ボールは、BallSpeed、SmashFactor、Vert.Angle、Horiz.Angle、SpinRate、SpinAxis
トータルとして、MaxHeight、Carry、FlightTime、、LandingAngle、TOTAL[yds]
みたいなかんじです。
さて、実際自分のデータを取ったところ、こんな感じです。
クラブスピード:45.6m/s、Vert.SwingPlane:48.4°、ボールスピード:67.8m/s、
SmashFactor:1.49、打ち出し角:12.6°、スピン量:2046rpm、Total 278.9y
ちなみに、USツアープロの平均の数字は、
クラブスピード:50.5m/s、Vert.SwingPlane:48°、ボールスピード:74.6m/s、
SmashFactor:1.48、 スピン量:2650rpm。
こんな感じです。ちなみにタイガーは、クラブスピード:55m/s程度ということです。
スピードについては、ユピテルより大体2~3m/sほど遅く出るようですが、これが、正しい数字のようです。ユピテルは少し、早めに出るということですね。
さて、プロとの比較で見てみるとクラブスピード、ボールスピードが違いますね。ここが、プロとの距離の差になっています。一方Vert.SwingPlaneとSmashFactorは変わらないところです。つまり、クラブヘッドのプレーンの角度は問題なく、インパクト効率もいいということでしょう。
スイングや、クラブ的にはかなり効率よくなっているとわかります。
このように考えるとクラブ自体には問題ないので、いかにボールスピードを早くすることができるかが今後の課題ですね。
当面の目標は、ボールスピードアップでしょうか?
まずは、ユピテル測定でボールスピード70m/sを目指すことにします。

ということで、、ユピテル YUPITERU GST-3Bの詳細情報はこちら!!!