自分にはない能力を持っている人を好きになるのは、
親しくなることでその人の良さを自分に取り入れようと
しているのだ。

それは純粋にその人自身に好意を持っているのでは
ないのではないだろうか。
何か身につけたいものがあるならば努力をして
身につけるべきで、
そこで恋愛感情を持ってくるのは筋違いというか、
ごまかしだろう。 
でも、そんなことを言い出すと、
純粋な好意って何なんだろう、という話になってくる。
そんなものは存在するのだろうか。
恋愛感情と、妄想や羨望や無力感やトラウマは
いつも入り交じっていて、
みんな何かよくわからない不純な動機をいろいろ持ちながら、
人を好きになったり関係を持ったりしているのではないか、と思う。」

—『パーティーが終わって、中年が始まる (幻冬舎単行本)』pha著
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pha氏の文章です。
私と同世代の方です。
非常に共感して読ませていただきました。


夏に拾った石