娘が通信制の高校に転校するにあたって
何度も学校側と話し合いをして
娘の出席日数を稼ぐ為に半ば無理矢理
話し合いに同席させたりしました。
学校は娘が学校に顔だけ出せば出席にすると
そこまで妥協案を出して下さいました。

何とか娘が学校に行けるように
何とか同級生と卒業出来るようにと
最後まで手は尽くして下さいました。

だから学校には感謝しています。
有難かったなと思っています。

そんな中であまり友達が居ないと思っていた娘に救世主が現れました。
娘が入学して入ってすぐに、心折れて退部した部活の仲間だった同級生ともう一人の同級生が
「誰か会いたいお友達は居ない?」と言う
今の学年主任の計らいに話し合いの席に連れて来られ、娘のことを心配していたと
娘の前で号泣してくれたのです。

それが、夏前のことでした。娘が学校に行かなくなって2ヶ月ほど経った位での出来事でした。少しの間でも一緒に部活をした同級生は特に娘のことが大好きだったらしく、学校でも一番娘のことを信頼し、大切に思っていたと
学年主任からも聞かされていましたが、同じようなことを泣きながらボロボロな顔で話をしてくれました。とても大人しくて自己主張をしないタイプな子なので、白と黒しかなくてハッキリ物を言う娘が大好きだったようです。

「一緒に部活、出来なくてごめんね。出来れば一緒に卒業したいから頑張る…つもりではいるから。」

そう、その時は話をしたのですが結局、
転校することになりました。だけどその子は
そのことを伝えた時も「関係は切れたわけじゃないから。これからも友達だから。」そう言ってくれました。

行けなくなってしまったけれど、
この高校に行けたことは良かったことだと
今は思います。
友達は数ではなく質だと思うので1人でも
こんなに思ってくれる友達が娘に出来たことは娘の財産です。
これからも進む道は変わってしまったけれど
頑張ろうね!