ロイターの見出しだけしか見ていないが、電通・博報堂が通期で減、
ADKが増。ADKはJRAと資生堂効果か。

その資生堂の多くを資生堂から代理店を通さずに受注し、ケータイも
大手三社すべてから代理店経由で受注する東北新社の株価だが、
分割前後で、出来高がさほど変わらないほど、低迷している。
同業者の葵、TYOはもっと悲惨なことになっている。

元広告制作会社勤務の私だが、代理店・制作会社のニンゲンから
ウェブ媒体の制作物の悲惨さを聴くことが多い。結局、媒体費がとれ
ないので、商売としてなり立たず、受けた方が疲弊していくのである。

今後、媒体費の取れるテレビはハイビジョン化が進む。これがまた
代理店・制作会社にとっては負担となる。1フレームあたりの情報量
が増えると、編集の際のマスク切り・レンダリングの時間が相応に増
えるのだが、その点を見積もりで認める広告主など、ほんの一握りで
あろう。webは上記の通りであるので、広告関連は剣が峰にたたされ
た状態である。

その電・博を空売り中の私であるが、電通(3150円で空売り)はしぶ
とく買い支えられ、博報堂(7080円で空売り)は大口が買っている勢い
とまらず。頭が痛い。

日本株
銀行・不動産には悲惨な一日。そんな中でわがフィンテックは一枚下げ
ただけ。立派。