
センター英語2008の雑感を
①文脈の理解が重要に
4つの選択肢を選ぶ場合、文意や作者の意図を理解しないと間違う問題が多い
→テクニックに頼る英語の勉強の仕方だとひっかかりやすい。しっかり全文を読んで理解する必要がある。
訳すだけの勉強ではなく、訳した後に「どういうことをいっているか」考える勉強へ
②問題は平易
高度な文法は全くなし
→単語帳はターゲットやDUO3.0で十分。文法も、桐原系の1100やnextageで十分。
③常識も必要に
受験生にとって、「英語」の実力差だけではなく、「国語力」や「常識」というバックグランドの差があれば大きな差となる。
僕が問題を解いていて、英語が難解な問題でも、常識・知識的にこっちという答の選択で正解できました。
→新聞を読んだり、社会に興味を持っているかが重要に
例えば、「IT」にどれだけの知識があるか。
「環境問題」にどれだけの興味があるか。
そういうことを問うています。
つい5年前までのセンターは英文和訳の力にウェイトを置いていましたが、ここ数年では
「論理力」や、「文章が何をいいたいか」を生徒が理解できているかという問題が目に付きます。
コミュニケーション能力とでもいいますか

ただ、そういうのが欠けている世代と言われていますから、センターの製作者も意識的に作っているのかな。
最も初歩のセンター対策は、「あらゆるモノが、何を意味しているか常に考える」こと かもしれません。
結局、2008年レベルの英語で平均点が120ちょっとというのは、「英語教育」をしているが、「常識」や「読み取る力」を養成していない教育を表しているような気がしました。
