昨日の「参院選挙立候補予定者に政策を聞く会」で、消費税増税への態度が問われました。



私は、3つの理由を上げて増税反対を明言しました。



第一に、消費税にはもともと、所得の低い人々ほど重い税負担を強 いられる逆進性と、事業者にとっては利益が出ていなくても売上にかけられる税金という矛盾を持っています。


デフレ不況下で、くらしを追い詰め、営業を圧迫 する消費税の増税を強行したら、景気はますます落ち込んでしまいます。

 

また、消費税が10%になれば、岩手県では1300億円の増税となります。震災復興への大きな足かせとなることは明白です。





 

第二に、消費税の増税は、財政健全化にも逆行します。




5%への増税を行った1997年以降、消費税は84兆円の増収となりましたが、景気が急激に落ち込んだため、他の税収が194兆円も減ってしまい、差し引き110兆円もの税収減となってしましました。


第三に、復興に逆行するということです。


10%になったら、岩手県全体では1300億円の増税。


住宅再建へ被災自治体が支援する100万円~200万円は、消費税で吹き飛んでしまいます。




 参加した他の立候補予定者は、「増税に賛成」「社会保障に使われるよう見極める」(民主・吉田晴美氏)、「少子高齢化を考えれば増税しかない」(無所属・平野達男氏)。

 欠席した自民党の田中真一氏は、アンケートに「増税賛成」と回答していました。