きどころは、なんといっても船中でのなぞかけ合戦。


ところで、なぞかけについて勘違いを放置しているNHKラジオの「なぞかけ問答」が以前から気になっていた。


 一見すると共通項をもたない二つの異なるモノや現象を、洒落(二重の意味を持たせた言葉あそび=ダブルミーニング)で結びつけて遊ぼうというのが、なぞかけだと思っていた。


 ところが、「なぞかけ問答」は、二つのモノや現象の共通項をいかに発見するかという作品も、「なぞかけ」として認めるというコンセプトのようだ。


 そういう楽しみ方は否定しないが、本来のなぞかけはこういう遊びだいうメッセージをもっと強く打ち出していかないと、誤解したまま一生を終える人もいるのでは?と少々心配になる。