アルジェリア人質事件の犠牲者のお一人と同級生だというSさんの話を聞く機会がありました。


 Sさんの友人は「今回が、最後の海外出張だ」と言って日本を離れたそうです。


 「邦人人質救出」を口実に自衛隊派遣拡大が狙われていますが、Sさんは、「犠牲になった彼はそんなことは望んでいないはず」と断言しました。


 「対テロ戦争」は報復しか生まない。9.11テロ以来、世界中の心ある人々はこの暴力の連鎖から抜け出したいと願っているはず。



 集団的自衛権の発動や憲法9条改正、国防軍への昇格などの野望のためには、なんでも利用してやろうというのが安倍政権の魂胆です。


 警察力による捜査と司法による裁きという本来の対応こそが、もっとも厳しいテロへの対処だということが大きな世論になるように働きかけ、そのたくらみをなんとしても打ち破りたい。