三沢の米軍基地を拠点にするF16戦闘機の岩手県内の低空飛行訓練の実態は、「グリーンルート」などという訓練ルートを無視した無謀で勝手なものです。
陸前高田市では、保育所の真上を爆音を残して勝手に飛び交っているし、一関市上空でも学校周辺での訓練がしばしば目撃されています。
2000年ころに、低空飛行訓練中止をアメリカに求めるよう防衛庁(当時)に申し入れたことがありました。
低空飛行訓練の目撃情報が寄せられる岩手県庁から、防衛庁に問い合わせがいくのですが、当時は「自衛隊機ではない」という域を出ない回答しか得られませんでした。
米軍から日本政府に何の連絡もないから、この回答なんでしょう。
国籍不明機が頻繁に領空に入ってきて、航空法無視の勝手放題をやっていることに、「打つ手なし」の情けない実態でいいのか、と防衛庁で問い質してやりました。
担当官は相当頭に来たようで、真っ赤な顔をしていましたが、別にその方個人を責めるつもりはまったくありませんでした。
政治の在り方として、アメリカにモノを言えない情けない姿はやめて、国民の命と財産を守るべきだという当然のことを言ったまでです。
昨年秋に、一関市真柴上空で目撃した低空飛行訓練の通報に対しては、防衛省に問い合わせた県庁の回答は「米軍機らしい」というもの。
そこまで認識が前進したなら、交渉(または抗議)すべき相手が特定されたってことです。
美的感覚は個人個人で大きく異なるだろうから安倍さんがどう思っているかわかりませんが、低空飛行訓練が常態化している光景はとても美しいとはいえないと思います。
オスプレイは沖縄にも岩手にもいらない。この声を上げ続けます。
写真は、27日の東京行動で配られた「沖縄タイムス」特別版。集会に参加した知人から見せてもらいました。
ジャーナリズムとはこうあるべきという編集で、在京大手マスコミに爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。