日本共産党が歴史的な勝利を勝ち取った選挙戦だった。岩手3区での私の得票も1.8倍に伸ばすことができた。

 ご支持をお寄せくださったすべての方に感謝の意を伝えたい。

 選挙戦を通じて訴えた、政策は、「保守」を辞任する人々も含めて多くの有権者のみなさんの気持ちと噛み合ったと実感している。

 遠野市で、老人福祉施設からパジャマとスリッパ姿のままでてきて涙を浮かべながら「年金を減らされたら暮らしていけない」と、握手を求めてきた男性。釜石市や山田町の仮設住宅では、「消費税がないと復興が進まないといわれるたびに、脅されているような気がして……。話を聞いて安心しました」という声が寄せられ、農村地域ではコメ暴落への怒りが渦巻いていた。

 
 「自民圧勝」ばかりが報じられているが、小選挙区効果による議席獲得であって、国民の支持を得たものではない。
 
 それを最もよく表しているのが比例代表の得票数だ。

 自民党が政権の座から滑り落ちた2009年の総選挙での得票1881万票を下回り、1765万票にとどまった。

 これから安倍政権が行なおうとしている消費税増税・TPP交渉参加・戦争する国づくり・原発再稼働・沖縄新基地基建設などは、国民の間では反対が多数派であり、国民の意志と国会の政治勢力分布の乖離が、ますます激しくなったということだ。

 沖縄での4選挙区での建白書勢力の完全勝利は、日本の政治を変える展望がどこにあるのかとはっきり示した。

 課題ごとの一点共闘をさらに強め、国民運動と国会論戦で安倍暴走政治を包囲することが益々重要になってきているし、政治を変える可能性が広がっているということだと思う。

 その先頭にたつ決意を固めている。