オバマ大統領の宣誓でリンカーンが宣誓したバイブル(聖書)が話題になった。


 このことを、一般の人は簡単に受け流したことだろう。


 しかし、この事実をよくよく考えてほしい。


 よく日本では、神道は宗教であり、神道の行事らしき、玉串や地鎮祭を地方自治体などの政府組織が行うと猛烈に訴訟を起こす輩がいる。


 この論理が政教分離という、いまいちよくわからない基準である。


 また、靖国神社も問題となることがあるが、これも政教分離を理論的根拠とされている。


 そして、そのときあげられるのが、アメリカのような国立墓地をつくれという主張である。


 しかし、アメリカは、政教分離を掲げているが、ご覧のとおり、バイブル(聖書)を使う宗教国家である。


 そもそも、宗教とはなんぞや、国家と宗教の関わりとはいかなるものかと言えば、宗教の全く関わらない国家というのは、実は、強烈な宗教に裏打ちされた国家である。


 それは、共産主義国家の如く、共産主義という宗教を抱えた国家であり、そもそも宗教国家なのである。


 なぜ、このような現象になるかといえば、宗教こそが我々の価値基準を規定しているからであり、どのような人間でも国家でも価値基準が必要とされており、価値基準がなければ行動できない。


 その基礎を理解していなければいけない。


 アメリカは、ムスリム国家ではない。


 れっきとしたキリスト教を基礎においた国なのである。


 その点を見誤ってはいけない。


 たとえば、ブッシュのような福音派が大統領にならずとも、そもそも、キリスト教国家であり、それがリンカーンのバイブルなのだ。


 そのような宗教と密接にある国が政教分離の国なのである。


 その点を見落としてはないらないし、反対に、その点を故意に見落とし、靖国神社を攻撃している識者や評論家、マスコミを注意しなければならない。