アメリカは、モザイク国家といわれるほど、いろいろな民族や文化が混じり合った国である。
そのアメリカの統合を保つためには、常に、なんらかの理念と利益を必要としていた。
ある時は、フロンティアスピリッツであり、自らの耕す土地を手に入れることにあった。
そして、現在では、イスラムテロとの戦いであり、多少の豊かさである。
果たして、イスラムは、本当の敵としてアメリカにあったのか。
冷戦後、悪の帝国ソ連と社会主義との戦いに終止符を打ったアメリカはあらたな敵を探していた。
それが、文明の衝突であり、イスラムにねらいを定めた。
また、オイルの安定的供給についても、中東をアメリカ帝国主義の毒牙にかけるためにイスラムを敵とみなすことが重要だったのではないか。
しかし、本当に文明の衝突として、イスラムとの衝突があったのか。
実は、これははなはだ疑問である。
こうしてみると、第二次世界大戦において、我が国日本が標的にされたことも理解できる。
アメリカは闘う国であり、正義を自ら作り出す、作り出そうとする国である。
その現実を我々日本人は冷静に見つめなければいけない。