岩崎純一さんの「私には女性の排卵が見える」を読んだ。
ちょっとどっきりするタイトルだが、
文字に色を観たり、音を視覚や味覚で捉える共感覚者であり、
特に幼少時から周りの女性達の身体を、
様々な色、音で感じ、時に痛みなども共有して、
それが当たり前だと思っていたという。
一般的に言われる「イメージ」とは違い、
目の前の花が黄色であると知覚される感覚として確かなものであるという。
いわゆるスピリチュアルとは一線を画して自らの身体特性の探求に赴いた筆者だが、
この感覚は、古代の人たちが当たり前に有していたのではないか、
それが文明の発達と共に衰退していったのでは、という見解を述べている。
ご興味のある方は、一読をお勧めするが、私はこれを読んで、
男性が女性より身体感覚が劣っているのでは、という考えは崩れました。