先日の記事で店に泥棒が入ったと書きましたが
泥棒が入った正にその前日
私、42回目の誕生日を迎えました。
そして誕生日の2日後に新元号「令和」が発表され
続いて新札デザインの発表もありました。
さて新札のデザインですが
1万円札の肖像に渋沢栄一子爵が選ばれました。
その報を聞いた時、私的には良い人選だと思いました。
ただ、ネットなどを見ているとあまり知名度は無いようですね。
一般の方の間ではそんなもんかもしれませんが
何かしらビジネス(実業)をしている方の間では
知っていて当然の人物であると私は思います。
そんな渋沢子爵の人物象をザクっと言うと
明治初期の日本の大変換期に
様々な実業を起こされた方です。
その時代には同じ様に活躍された方々、
例えば岩崎弥太郎(三菱)、三井、大倉、住友、安田、などなど
実業で活躍し大成功された方々も存在しますが
渋沢子爵が他と一線を画すのは
「私利を追わず、公益を図る」ことを信念に
益を私財にする財閥を嫌い、
益は次の公共(日本の発展)の為の業の財としました。
その徳が認められ
皇族や華族で無い一般人が授けられる爵号は「男爵」止まりですが
渋沢栄一はその上の爵位「子爵」を授けられました。
因みに、爵位がある方をよぶ場合は
その爵号を敬称で付けるのもマナーです。
さて、この偉大な実業家は沢山の名言も残しています。
コピペではありますが一つ紹介します。
「自分が手にする富が増えれば増えるほど、
社会の助力を受けているのだから、
その恩恵に報いるため、
できるかぎり社会のために助力しなければならない。」
色々な考え方を持った経営者がいます。
それはそれで個人の考え方なので良いのですが
半年前の当ブログのこんな記事を思い出しました。
今回の新札肖像の人選ですが、
私欲の為にお金を稼ぐのが良しとされる昨今の日本。
彼の肖像が描かれた高額紙幣、
それを沢山集める人のところで
「お前のその使い方は正しいのか?」
っと問いかけてくれることでしょう。
さて、そんな渋沢子爵に興味が湧いた方、
詳しい話はwikiなりで検索、
また、ネタ満載の人物なのでこれからもっと出てくる
テレビなどの情報番組を観ていただければと思いますが、
私が取り上げたいのは
そんな渋沢子爵が生涯を通じて学んだ書、そして師と仰いだのが
論語、そして孔子です。
長くなったので明日の記事へ。