ハイアットでワインの試飲イベントがありました。
今年で5回目とのことで
私は今回が初めての参加。
行ってみてわかりましたが
(ま、行ってみなくても想像はできましたが)
試飲会というよりは、ワイン飲み放題の社交界って感じでした。
チケットの種類は2種類あって
一般だと約150種類ほどのワインと
ラウンジやザ・キッチンなどで提供される食事が
食べ放題の試飲し放題。
んで、プラチナと名付けられたVIPチケットは
特別の食事とワインが用意されている
アルデンテへの入場ができるとのこと。
年一回のこのイベント、
わざわざ店を休業してまでの参加、
折角なのでプラチナチケットで参加しました。
先ずはプレステージシャンパンで乾杯。↓
アルデンテで提供されていたのは
泡がこんな感じ。↓
ちょっとみえにくいですが
右上にKrug(MV)も鎮座しています。
クリュッグなんか久しぶりに飲みました。
熟成感が強いこの逸品、
会の序盤で飲むに早いと思いましたが
なくなる前に、と焦って手を出しましたが
会終盤でも普通に残っていました。
っていうか、あんま飲まれていない様子。
知らない人が多かった気がします。
赤はこんな感じ。↓
事前情報として
スタッグスリープ(中央)があると聞いていて
さて、どのラベルかなと楽しみにしていました。
軽く説明させていただくとこのスタッグスリープ、
今から40年ほど前にパリで行われた
世界の有名テイスターが集う試飲会。
新・旧世界の最上クラスのワインを集めて
さてブラインド(銘柄を隠して試飲すること)で
どれが一番かやって見ようぜ、的な会で
居並ぶフランスの超有名銘柄を差し置いて
また、
「1位はムートンかな?オーブリオンかな?」
との全員の予想を裏切って
1位に選ばれたのがこのスタッグスリープ。
それまで上質なワインと言えば
フランスを頂点に旧世界(ヨーロッパ系)ありきでしたが
これを気に
「カリフォルニアワイン、恐るべし」
っとなる歴史的転換の起点になった会です。
因みにそのワイン(同銘柄、同ビンテージ)、
アメリカの偉大な歴史物としてスミソニアン博物館に保管されています。
博物館には行ったことがなのでそれがどれほど凄いのかはわかりませんが
アメリカ最強の保存管理下のもと
ワインは飲み頃を迎えているのではないかなと推測します。
んで、
スタッグスリープもいくつかステージの異なるラインナップがあり
前途の1位に輝いたのはSLV。
さて今回どのラインが出てくるかと思って楽しみにしていたわけですが
結果はアルテミスでした。
これ、ステージ的には中程度。
まぁね、って感じですが
SLVやその他のプレステージ物がシングルビンヤードなのに対して
ナパエリアで獲れた状態の良いキャブを混ぜて作っているので
逆にナパのキャブらしさが出ているワインです。
価格は本土で$50程度だったと思いますが
ナパ入門としては良い教材だと思います。
因みにシングルビンヤード物でだいたい1本$200程度ですかね。
ワイナリーに行けば、
通常ラインナップの試飲($10程度ですかね)以外に
これらプレステージ一群も$30程でできます。
ま、今から10年以上も前の情報なので
今もその値段か、そもそもそれをやってるか定かではありませんが
やはりワインを本気で勉強したいなら
現地に行って、数週間単位で滞在して
どっぷりワインに浸かることをおすすめします。
っと、横道大きくそれたので話戻すと
良い会でした。
本土のそれなんかと比べられないですが
グアムで頑張って集めたね、っと思える品揃え。
んで、本土との一番の違いは
向こうだと、つってもワインの「試飲」がメインなので
料理はチーズにパン、あとは軽くつまめる程度のものですが
今回のはガッチリ食事できる感じ、
っていうか、いつものサンデーブランチより
全然気合い入ってるな、って感じの料理が並んでいました。
また、お客側も結構みんなドレスアップしているのも
本土のそれとは違う点で、
そういう意味でもこの会は
テイスティング会ではなく、社交界・パーティーですね。
ま、どっちでも良いのですがね。
また、
一般チケットとVIPチケットの差ですが
料金は一般で$100、VIPで$220。
私的には提供される料理もワインも
その金額の差が十分見えたのでもとは十分とれた気がします。
また、グアムでその金額は結構高額なチケットなので
VIP会場にはそれなり方々が集まっていました。
そういう方々と社交がしたい方にとっても価値はあるでしょう。
ただ、
ワインを飲みながら、みんなでワイワイ楽しみたい
そんな向きには逆に一般の方が面白いと思います。
いやぁ、久しぶりにワインを堪能しました。
が、同時にちょっと虚しい気持ちにもなりました。
っていうのが、
LAにいた当時は月数回、シーズンだと毎週
しかもこれ以上の規模で、当然業者やイベントからの無料招待で
ワイン試飲会に招待されていたのですが
そんなことを思い出し、
大好きなワイン(と美食)から離れている今の環境が
非常に残念なわけです。
もっと言えば、
あれだけ頑張ったしお金も使って得たワインの知識やスキル、
LAでは自分が働く店での仕事はもちろん
業者との意見交換やアドバイスなど
(業者にアドバイス?はい。また機会があれば書きたいと思います。)
自分が持ってる能力、また好きなことを活かしていましたが
今は、どちらかというと一番経験値の低い調理技術を使って
一番縁遠かったカレー屋を業にしている自分に
「何をやってるんだろうな。」
っとたまに思ったりするわけです。
まぁ、一番のスキルであるマネージメントって意味では
それを使っているので今のカレー屋があるわけで
それはそれで十分なのですが
つっても、逆にまだその力の本領は出していないし
グアムではこの先も出せない気がするし
って気持ちになりました。
ま、それはおいといて
非常に充実したイベントでした。
また来年も参加したいと思います。
ってか、
スミソニアンのワインのくだりで思い出しましたが
NZのクラウディ・ベイのソービニヨン・ブランの2003、
私がワイン造りを実際に携わったワインそのもので
私のワイン人生が始まる起点になったワイン。
あるところに保管してもらっているのですが
どうなったんだろうな、と。


