4DX?
ザクっと説明すると、
映画です。
んで、専用メガネをかけて視聴し画面が立体的に見えるのが3D。
これに、風や水しぶき、座席の稼働など、
映像に合わせて環境を体感できるのが4DX。
噂には聞いていましたが
グアムは現在3D止まり。
んで、マニラにはあるとのことで今回体験してきたってことです。
座席はこんな。↓
蓋のない飲みものは持ち込み近視です。
で、それに納得なほど席の動きが激しいです。
それ以上に、周りに付いている巨大扇風機の風が強烈です。
フィリピンの映画館はグアムより更に冷えているので
体感温度は想像を絶します。
観た映画がMegu。
海洋アクションモノで
ヘリコプターやらボートやらがよく登場するのですが
その度に「ゴー」っと扇風機が強風を送ってくれます。
おそらく映画の現地より気温が低いこの館内、
どちらかと言うと体感では
映画「エベレスト」を観ている感じでした。
もう、ヘリコプターが出てくる度に
「やめてくれー」と思うばかりで。
って感じでしっかり体で体感して思ったことですが
この先4DXが流行るかは疑問かな、と。
まず、体感はできます。
映像には沿っています。
が、映像が自分目線ではないのでイマイチちぐはぐです。
例えばで言うと、
悪路を走っているバイクを第3者視点で写している映像だとして
これにも風と座席稼働が連動します。
が、実際で考えると
自分視点ではそのバイクの砂埃を感じるとしても
風や振動は感じないわけです。
そういったチグハグ。
なので、
遊園地である映像コースター的な
常に映像が自分目線な映画なら面白いでしょうが
はて、そんな映画が撮れるほど需要があるかどうか。
やはり映画は庶民の娯楽。
幅広く大勢な人が、安い値段で楽しめる娯楽。
この4DX、当然ながら一般映画より料金が高いです。
つっても、日本などの先進国に住む人にとっては
たかがしれている差額かもしれませんが
世界で見ればたかがしれていない差額と感じる人が
どちらかと言うと多いと思われます。
っとなると、世界に広まるには限度がある。
上映できる設備が限られるとなると
制作費も多くはかけられない、
または、通常施設でも観られる映画に仕上げないといけない。
って言うか、通常映画に4DXをこじつけるしかない。
そんな映画は前途の「チグハグ」が出てしまう。
世の中矛盾が生じるビジネスは
大抵の場合上手くいかないと思います。
ま、深く考えずに楽しむ分には
防寒対策だけしておけばそれなりに楽しめると思います。
ってか、個人的にはどちらかと言うと
4DXどころか、3Dより通常スクリーンの方が
内容も入ってきやすく集中できると思っているので
私の意見はとりあえず無視して
一度は経験してみる価値はありだと思います。

