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<はじめに>
記事の内容は私がネットで調べて
気になる箇所はグアムの労働局に直接電話して聞いた情報を
私の個人的な理解と見解で記したものです。
私は法律家ではないのでもし誤りがあっても
ブログで提供する無料情報に責任を負うつもりは一切ありません。
気になる方は直接ご自身で確認することをお勧めします。
また、
色々な情報をできるだけ詰め込みんでいるので
話の伏線や横道が多いです。
ところどころ頭で整理しながら読んでいただけると嬉しいです。
さて、
この12月1日から給料制度が変わります。
ま、これはグアムの労働法ではなく
連邦法、つまりアメリカ全土へ対する法律です。
ちなみにアメリカの場合は日本の都道府県行政な体制ではなく
一つ一つの州も独立した法律を持っていて
それのまとめ的な感じでアメリカ連邦単位の法律もあります。
感じとしては
EUにそれぞれの国と法律があって
EU連合単位でも法律があるってニュアンスの方が近い気がします。
で、12月。
アメリカでマネージメントを経験した方なら大抵ご存知の
ホワイトカラーエグザンプション、という法律。
ま、他の呼び方や正式名称はあるのでしょうが、
内容としては
給料を月や年単位で決まった額を支給される労働者に関して
雇用者は残業代を払わなくても良い、っていう内容です。
ちなみに払わなくても良い、ので払っても良いです。
つっても主に二つルールがあって
1、月の給料が$2,300(だったかな)以下の場合、
2、給料を実働時間で割って時給が最低時給に届かない場合、
これらの場合は残業をきっちり支払う必要があります。
なので月$1,600の給料で週70時間労働での無残業扱いは無し、になります。
で、12月。
この最低月給額が$4,700(だったかな)程度にガツンと上がります。
なので、
月給が$4,700以下の労働者の場合、
出退勤のタイムカードをきっちり打って(打たせて)
週40時間以上働いている場合は残業代(通常時間給の1.5倍)を支払うことになります。
月給の場合の時間給の出し方は、
例えば月給$3,000の場合、
$3,000x12か月=$36,000(年棒)
$36,000÷52週=$692.30(週給)
$692.30÷40時間=$17.31(時給)
になるので残業代は
$17.31の1.5倍なので$25.97になります。
グアムの場合、
$4.700/月以上もらってる労働者ってかなり少ないかな、と。
で、
給料固定で大抵週50〜60時間働いている人がほとんどかな、と。
(ま、時給労働者が一番多いんだろうけど。)
で、
グアムでは数少ない「出来る」労働者を固定給にしてできる限り長く働いてもらうのが
今までのグアムの普通のスタイルだったかな、と。
これからそれが変わるってことですね。
ちなみにこれは社長でも例外ではなく
給料がそれ以下で、残業している場合、
自分自身に残業代を払うことになります。
給料(サラリー)のワーカーを沢山抱えている企業は大変かな、と。
ちなみに残業の定義ですが、
グアムでは週40時間以上働いた分が残業になる、っとシンプルです。
ちなみにカリフォルニアですと
週40時間、又は1日8時間を超えるものは全て残業になります。
わかりやすく言うと、
1日11時間、週4日=44時間働いた場合
グアムでは40時間を超える部分=4時間分のみが残業になりますが
カリフォルニアの場合では、
1日8時間を超える部分が適用=3時間x4日=12時間になります。
んでこれは私の予感ですが、
今回新しいビジネスの件で法規に関わることが多かったのですが
(あ、おかげさまで無事に営業許可取得できました。詳細は後日)
グアムもどんどん本土の法律や条例を取り入れていると思います。
保健局にしても消防局にしても
4年前にカレー屋を開けた当時とは全然違いました。
この残業ルールについても近いうちに突然本土風味に変わる気がします。
変わるといえば、
グアムで飲食店を開業する・している方々からよく聞かれるのが
チップを得るワーカー(サーバー等)の時給について。
アメリカは州によって扱いが違っていて、
チップを得ていようがいまいが最低時給を払いわないといけない州、
(カリフォルニアなんかはそうです。)
チップを得ていれば最低時給を下回っても良い州、
(ニューヨークなんかはそうです。ちなみにこの場合チップワーカー用の最低時給が他に設定されています。)
にわかれます。
よく
「アメリカのウェイトレスはチップで生活しているから。。。」
なんて話がありますが、NYなんかは本当にそうで
(現在は知りませんがその当時)時給が$2とかだったりします。
しかしLAとかだとしっかり最低時給は確保できていて
更に高額のチップをもらっていたりします。
ちなみに、
グアムでのチップは10%程度と言われていますが
(実際は払わない人も多いのでならすともっと低いです)
LAとかで普通(一人$30とか)なレストランだと15-20%が普通、
高級($50以上)なレストランだと20-25%程度が普通です。
で、マネージャーとかはチップの%も評価対象にしていて
ならして平均15%とかしかもらってなかったら解雇対象、
20%以上もらっているようならもっとシフトを増やしてあげる、
そんな感じに調整します。
また、
一人のサーバーに1シフトで$400-600程度は売り上げて欲しいのですが
っということはLAでは$100程度のチップ収入になります。
今LAの最低時給は$10を超えたと思いますが
(2020年までに$15にするとかで経営側は震えています)
1回のディナーで5時間働いたとして
時給収入として$50、にチップ収入が$100で計$150、
時間で割ると時給$30なので悪くない仕事だな、
そんな感じに捉えます。
で、そんな感じなのでマジでプロのサーバーが存在していて
そういう人たちは限界のある食べ物の売り上げではなく
ピンキリの売り上げになる飲み物でセールスをかけて売り上げを伸ばし、
一回のディナーで一人で$1,000以上を売り上げ
チップで$200-300程度持って帰ったりします。
で、やっぱ実力があるのでその時々で人気のレストランを渡り歩きます。
で、グアムのチップ。
グアムは最低時給が他に設定されている州、
でした。。。
つい2年前に調べた時はチップ取得者の最低時給は$5.25とかに設定してありましたが、
数ヶ月前に改めて聞きに行くとなにやら半年ほど前にそれは改定、
チップもらおうがなにしようが最低時給は払うことになったそうです。
ついでにその時に聴いたことですが、
同じオーナーの会社で働いた場合、
会社が違っていても両方足して週40時間越えれば残業になります。
例えば、
カレー屋でよく働く従業員がいたとして、
そんな人には新しいビジネスでも働いてもらいたくなります。
んでそのスタッフに
「じゃ、カレー屋で30時間、新しい方で20時間。沢山働いてしっかり稼いでね❤️」
なんて甘い言葉を並べながら心の中では
『やった、10時間分の残業代払わなくてすんだぞ!』
なんてつぶやく、そんな甘い考えは通用しません。
ってか、これをやってる企業がいくつかあるそうで、
近々捜査対象なのだとかなんとか言ってました。
例え違う会社・法人だとしてもオーナーが一緒の場合は
同一とみなされて40時間超は残業になるそうです。
ちなみに、
カレー屋はオーナーが私とE-chanともう一人の計3人が、
それぞれ51%、25%、24%のシェアを持っています。
新しいビジネスは私とE-chanの二人のみでそれぞれ50%ずつになっています。
オーナーは完全に一致していませんが、
私たちの場合はこの二つの法人は同一とみなされるようです。
例えばA社とB社に10%のシェアを持っている人(一応オーナー)がいたとしても
*グアムでは株式会社以外でも何人もオーナーがいる会社が結構あります。ま、持ち合いですね。
他のオーナーが全く別ならこれは同一にはならないでしょう。
規模や場合によるそうですが、ラインは半分程度が同オーナー達かどうかみたいです。
って感じでいくつか並べてみましたが、
これは知っとくべきことのほんの一部。
加えて前途したように色々なものが早いペースで変わっています。
人からの話(私の話も含)を鵜呑みにせず
その情報がいつのものなのか、誰から得た情報なのか、
しっかり確認する必要はあるでしょう。
私も12月のサラリー改定の件は2ヶ月ほど前まで全く知らず
たまたま某施設のマネージャーでもある友人がボソッと言った一言で知り
いろいろ調べてどうやらそうらしい、ってなりました。
「知らなかった」「教えるべきでしょ」では済まないアメリカ。
あなたがオーナーやマネージメントなら
法律をしっかり知って会社を守る必要があると思います。
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