ってことで、慰霊公苑の掃除にいってきました。





前日仕事から家に帰ったのが朝5時。

良い大人が言い訳もできないので

ちゃんと時間通りに起きて、

途中スーパーによってこれ買って↓

photo:01




現場に着いて速攻チャージング。

してから、みなさんお集りの所に行くと。。。

なんと清掃終了とのこと。

不覚にも時間しっかり間違えてました。。。ヤベ。





清掃は終ったけどこれから参拝をするとのこと。

なので最後尾からスマナさそうに付いて行く私。






公苑の横からちょっと降りるところがあって、

そこに行くと、壕が。

アメリカ軍がグアムに上陸、

司令部のあったこちらにも攻め上がってきて、

結果、こちらで多くの日本軍の方々が自決したそうです。






全員で手を合わせた後、

こんな詩を歌いました。

photo:03




勿論メロディーくらいは知っていましたが、

じっくりと詩の意味を考えたのは初めてかも。

素晴らしい詩だったんですね。

正月前に、酒と餅をもってまた来ようと思います。





次に場所を変えるとの事。

向かったのは

最後の最後、島中からの生き残った日本兵の方々がここに集まり、

最後の戦闘があった場所。





空き地の一角を借りてつくった小さな祭壇。

先ずは祭壇周りの草むしりをするとのこと。

新調した軍手、キレイなままでは帰れないところ。

良かった。

早速むしる。懸命にむしる。

20分ほどでしょうか、そろそろ終ろうとの事。

この時点ですでに手がパンパン。

っと思いながらむしった草を集めていると、

左手の指に鋭い痛みが。

見ると蜂が薬指にガッチリしがみついて、針をぶっさしている。

周りの方曰く、

「腫れますよ」「痛いですよ」とのこと。

う~ん、ってかそれすら感じないほど筋肉が疲れを訴えている。

なまってなぁ、俺。




続いて次の場所に移動するとのこと。

すると

「sashiさん」

と、清掃に参加されていた木村グアム総領事が。

次の用事があるので先に失礼する、とわざわざお声をかけていただきました。

今回の清掃は「ピースリング」という団体が主催した企画。

以前の慰霊祭もそうでしたが、

当然参加されている方は各団体に所属している方、

もしくは関係者の方々。

私のような一般参加は珍しいとのこと。

「若い世代に貴方のような方が増える事を願っています」

との事。

いやいや、もったいないお言葉です。

あざっす!。。。っと、実は言動だけが若い私。。。





さて、次の場所は島を南に1時間ほどくだった場所。

ここは、アメリカ軍の上陸があった場所で相当の激戦地だったそうです。

なんでも、ここらへん一帯の地形が変わるほどアメリカ軍からの攻撃があったそう。

日本からご遺族の方も参加されていたのですが、

そのうちのお一人の方のお父様はこちらで亡くなられたそうです。




ところで、ここにはこんな石碑がありました。↓

photo:04





上には横井さんが書かれた「和」の文字。

その下には、この地区の市長さんが書かれた「Pas」の文字。

意味はチャモロ語で「平和」。




この場所だけでは無く、

グアム全島、大平洋の島々、

もっと言えば世界中で、

あの戦争の時、

本当に大勢の方が犠牲になられました。



違った立場や状況で、様々な想い、違った考えがあったと思います。

そして敵味方にわかれて戦った。

でも、この戦争で犠牲になられた方々の、

多分全ての方が思っていたであろう、

ただ一つの共通の思い。






「平和」







次の世代を思う様々な気持ち、

多くの犠牲、

そして今、

少なくとも私は平和に暮らすことができています。

感謝を込めて




合掌。




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今日も青い空に、白い慰霊塔が綺麗でした。





sashi