あれから10年が経った。



その時はまだ日本で暮らしていて、

世界に出た事も見た事も無く、

全てはテレビの中での出来事。

「おぉぉ。。。」

ってくらいのリアクション。

その後世界を見て、世界を知り、

今ではいろんな事を考えます。



あれから世界はどう変わったのだろう。。。

私なんかが考える事は、

大した事無いし、偏見もあったり、間違いも多く、

的から外れたことも多かったりします。

でもこの十年間で、



戦争が増え、

多くの命が失われ、

心も含め後遺症に悩む人が増え、

一部に相当なお金が流れ、

オイル価格が高騰し、

その金も一部のみに流れた。




ってのは多分事実だと思うんです。

そして思います。

その結果、世界は良い方向に少しでも向かったのかな。。。




テロリストを肯定する訳では決してありませんが、

自分の思想に基づき家族や仲間を守ろうと、

自分の思想にそって自らを武器に変え攻撃する。

他人に危害を与えるのはけっして許される行為ではありませんが、

その行動の根本は人間として美しい部分からきている気がします。



その対局に、

自分とその周りのみの裕福な暮らしや見栄の為に、

他人を使って大量に殺戮を行い、

更にその使った人達も用が終れば捨て駒のように扱う。

この行動は人間として一番汚い部分からきているきがします。




私のビジネスパートナーはその当時、

ロンドン金融街にて先物や株の仲介トレーダーをやっていたそうです。

その日、その瞬間も、NYを含めた世界に繋がっている電話のスピーカーの前で取引をしていたそうです。

その瞬間まではいつもと変わらぬ日常。

そして事が起きた後、何が起きたか。

彼女の10数年間のトレーダー人生で一番忙しい数時間が訪れたそうです。

事件について何かを思う瞬間すらなかったそうです。

多くの人が死んでいくその瞬間に、自分の財産を増やそう/守ろうとする人達。

そういう人達は、既に持ちきれないくらい持っているのに。。。




正直に言えば、

3月に起こった日本の災害の折、

私の心の汚い部分がでてしまい、

「これに便乗して何が上がる/下がる、空売りが。。。」

と彼女に聞いてしまいました。

「人の不幸で金儲けしようとするなんて。正々堂々と勝負する人と思ってたけど。情けないね。」

と言われ、我に返った記憶があります。




いざという時に、

先ず人の事を考え、そして行動できるか、

反対に、

先ず自分の事だけを考えるか。

できれば私は前者でありたいと日々思いながら過ごしています。




なんだかんだ言っても、

ちょうど10年前、何の罪もない多くの命が失われた事、

その後の10年間、何の罪もない多くの命が使われた事、

これはまぎれもない事実。



その多くの命に手を合わせ、心よりのご冥福をお祈り申し上げます。




sashi