日本に数ある創造的な人物の中で、最も傑出した一人に弘法大師がおられることはどなたも認められることでしょう。


 真言密教を極め、仏典研究、山岳修行、書道、中国語、建築、教育などまさに諸芸百般に超人的な能力を発揮された方です。


 弘法大師空海はあれだけの超人的な能力を持っていたわけですから、10代の頃か周囲に傑出した才能を認められていました。

 それでそのまま僧侶としての超エリートコースを歩むことも可能​だったのですが、そんなの全然つまらないと思ったんでしょうね。

 彼はそれで僧侶の学校をやめて、一人山の中に入ります。

 その後中国に渡った時に、恵果阿闍梨という密教の最高峰から潅​頂(かんじょう)とい秘儀伝授を、並みいる長期修行者を押しのけ​て半年くらいの超短期で受けているわけですから、山の中での修行​に成果があったということになります。

 創造性の秘密の鍵は、創造的バイブレーションにチューニングし​ていくことで、自然というのは神の創造力の現れですから最高のチ​ューニング対象なのです。

 自然にチューニングするとはどういうことでしょうか?


 自然の中にいてその波動を感じることです。その感覚は誰でも知っていることでしょう。


 私は昨年大阪で行われた、ブラジルのヒーラー、マリアリースィーさんのフラワーエッセンスのワークショップに参加し、大変感銘を受けたことを覚えています。

 フラワーエッセンスというのは、植物のエッセンスがアルコールに入ったものですが、メディスンというよりは、もっと微細な波動を伝えてくれる媒体といった趣のものです。

 フラワーエッセンスの作用の仕方は微細で穏やかではですが、その人の最奥の部分に働きかけてきます。そしてそれがあたかも池に小石がポチャンと落ちたときのように、全身にその波紋が広がってゆくのです。

 それでどういうことになるかというと、その人は自分の本質を思い出すとマリアリースィーさんは言っています。

 文明化された都市で暮らすわれわれは、自然と離れて暮らすうちにいつしか自分の本質を忘れてしまいます。そのことで心や体の病気が起こってくるのだと言います。

 フラワーエッセンスの効果で自分の本質を思い出し、それに触れることは私にとっても特別な体験に感じられました。

 マリアリースィーさんはアマゾンの森で常に自然と接し、自然から大きな学びを得ているのだといいます。


 おそらくそれは、弘法大師の山中での修行と大いに共通点があろうと思うのです。

 

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