ある日の出来事 | ピン芸人・ノルウエージャン白味噌の公式ブログ

ピン芸人・ノルウエージャン白味噌の公式ブログ

ピン芸人、白味噌による公式ブログです。白味噌のライブ情報や妄想、白味噌の見た夢、白味噌が日頃思っていること・思っていないことを、書き綴っていこうと思います。応援お願いします。
みなさんは最近、大股で歩くことを勧められましたか?

家から駅まで自転車を飛ばして、何とか渋谷行きの快速電車に飛び乗った。


一切飛んだつもりはないが、飛んでもおかしくないぐらい


急いでいた。


もしかしたら、もう少しで頑張れば俺は飛べたのかもしれない。


乗った瞬間動き出した電車は、ゆっくり扉を閉めた後徐々にスピードを上げていった。


快速は駅間が長いので、俺はドア付近の3人席の真ん中に座った。


本当は、座るのなら端の席が良かったのだが、上りの快速では


始発以外ではまず座れない。


ようやく息切れも治まってきて、心臓も平常どおりに動いてくれて、


俺は、バックからペットボトルを取り出した。


節約のため、家で作った麦茶を緑茶のペットボトルに入れて


持つようにしている。


一気に半分ぐらい飲み干した後、


自分の右隣から、なんとなく視線を感じた。


確か、右の人は黒っぽい服を着た長髪の人だったかな。


男だったか女だったか、若者か年配者か。


どうとも取れる容姿をしていた気がする。


視線は気のせいだと思い、俺はペットボトルの蓋を閉めた。


その瞬間、


右の視界から、白く長い手が伸びてきて、ペットボトルを持った俺の右手の手首を思いっきり掴んだ。


一瞬、なにが起こったのか分からなくなった俺は、


持っていたペットボトルを床に落としてしまった。


落ちたペットボトルは、そのまま向かいの席の方にゆっくりと転がっていった。


拾わなきゃと思ったのだが、俺の右手は、まだその右の住人が掴んでいる。


どういうこと?なんで俺は手を掴まれてるんだ?


訳が全く分からず、怖くて右を向けない俺は、


今の自分の状況を理解出来なくて、


何を思ったか、そうだとりあえず麦茶を飲もうと思い、


バックの中を見たのだが、当然そこには緑茶のパッケージのペットボトルは無かった。


その俺の動作を見ていたかのように、右の住人が俺の耳元で囁いた。










「知ってるよ、中身が麦茶だっての」