素直になれなくて10月中旬、朝夕がだいぶ寒くなってきた。 木島は、家の近所の公園をウォークマンを聴きながら、歩いていた。 夕方5時にもなると、辺りは少しづづ暗くなっていく。 健康のための散歩は、やっぱり緑に囲まれた中でするのが気持ち良い。 20分ほど、公園内を歩いてベンチで休憩をしてると、 雨が降ってきた。 そして、一気に本降りになって来た雨の中、 奴がやってきた。 まるで、この雨を待っていたかのように。 「随分探したよ、木島さん」 つづく