キー局まで広がった“パチンコ広告依存 | 渋谷ではたらく広告思想と技術革新

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サイバーエージェントの内藤のブログです。



ネットを中心に広告業界で起こっている広告の工学的・社会デザイン的(技術革新)な変化と広告の理論的・理念的(広告思想)な変化の2層構造の関係や

会社のことなど、日々考えていることを少しアウトプットしていきます。

キー局まで広がった“パチンコ広告依存


僕はドラマを中心に


(努力して)TVをみるようにしているので、


視聴者としての実感はありましたが、


数字でみると本当にのびてますね。


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CM総合研究所のまとめによると、キー局5局のパチンコ関連CM投入回数は、

2004年の2066回から2007年には1万3151回に急増。

今年は10月までの累計で、既に昨年を大幅に上回っている。

年率換算すると、2万回近くになる計算だ。

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4年で10倍。



広告目的が信頼性の獲得だと思うので、


この業界はネットへの広告出稿があんまりない。



確かに、現状だと、


ネットは、信頼性を最も効果的・効率的に獲得できる


メディアではないかもしれない。



みんなが知ってる=信頼できる


というのは確かにある。


これは情報の1つの特性だ。



消費者金融、パチンコと続いたが

(今はFXとかが一部そうかもしれないが)


このニーズに対しては、


TVはまだまだ最強のメディアだろう。



問題は、


こういう産業がどんどん出てくるか、


ということと、


TVの広告の信頼性を担保していけるか

(こういう広告ばかりになると一部の雑誌の最後のほうみたいになる)


ということですね。



まだ当面大丈夫そうですが。