デル・ピエロのシドニーFC入りが正式。
オーストラリアに移籍なら、日本に来てくれ~と思ったファンも多いはず・・・
決定移籍先のひとつとしてリヴァプールの話もありましたが移籍しなかった理由は
ヘイゼルの悲劇を考慮しての事だったと代理人が明かしました。
リヴァプールからのオファーは本当だったようです。
では移籍を断った理由の「ヘイゼルの悲劇」とは・・・
1985年5月29日にベルギーにあるヘイゼル・スタジアムで行われた
UEFAチャンピオンズカップ 1984/85決勝のリヴァプール対ユヴェントスの
試合前に、サポーター同士の衝突がきっかけとなり発生した群集事故。
会場では試合に先立ちエキシビションマッチとして11歳~12歳の選手で
構成される若いベルギー代表選手による紅白戦が行われていた。
後半に入った19時10分頃からスタンドではサポーター同士のトラブルが始まった。
試合開始1時間前から酒に酔ったリヴァプールサポーターは
ユヴェントスサポーターに空き缶や旗を投げつけるなど断続的に挑発。
これにユヴェントス側も応じ両サポーターは小競り合いを繰り返していたが、
リヴァプール側がサポーターを分離するため隔てていた防御用フェンスを破壊、
手薄な警備の隙を突いて煉瓦や鉄パイプを武器にユヴェントスサポーターゾーン
へと雪崩れ込んだ。
観客はリヴァプール側の襲撃によりパニック状態になり、
大勢の観客が襲撃を避けようとメインスタンド側の境にある高さ3mの
コンクリート製の壁に殺到した。
だが壁は老朽化のため殺到した観客の重量に耐え切れず倒壊したことで
「群衆雪崩」が発生し、先頭部にいた観客は崩れ落ちた壁や後方から殺到した
観客に押しつぶされる形となり次々と犠牲になった。グラウンドや陸上競技用の
トラックには負傷者やトラブルを回避する数百人近い人々で溢れかえった。
その一方で興奮した両サポーター同士が衝突を続けたり、
警官隊めがけて投石を行うなどの行為が頻発した。
この試合を最後に監督を退く事を表明していたリヴァプール監督が
スタンドに歩み寄りサポーターに対し冷静になるよう直に呼びかけた。
またユヴェントス主将のガエタノ・シレアとリヴァプール主将は
場内放送で事態を鎮圧するべくサポーターに呼びかけたが聞入れるファンは少なく、
1時間後に警官隊700人、軍隊1000人を動員して暴動を鎮圧した。
両クラブのサポーターの衝突によりイタリア人39人が死亡、内訳はイタリア人が32人、
ベルギー人が4人、フランス人が2人、イギリス人が1人と判明、事件に関与したとして
イギリス人12人を含む15人を逮捕したことを発表した。
事故の原因は、ベルギー当局の警備上の問題があることが指摘された。
イギリス政府からはサポーター同士の衝突を懸念し、
ベルギー政府に対し厳重な警備を行うよう事前に要請が行われたが、
スタジアム内では適切な警備体制は行われなかった。
通常の警備体制であれば両サポーターの間に緩衝地帯を設けて
その間に警官隊を配置して混乱やトラブルを防ぐような仕組みになっているが、
当日のスタジアムでの警官の配置は不十分であり、
両サポーターによる小競り合いが始まった後も警官隊の応援を要請
するなどの対応は遅れた。
また会場ではナイフや鉄パイプなどの凶器、瓶缶類の持込が公然と
認められており、暴動を起こしたリヴァプールサポーターは酒に酔い酩酊状態に
あるため一般客は騒動を止めたくても止めることが出来なかったとしている。
ユヴェントス監督は「多数の死傷者を出した惨事の後に試合をすることは出来ない」
と中止を求めたが、主催者側の「試合が中止になれば、
騒動は更に過熱化する」との主張を受け入れ、試合開始を1時間30分後に
遅らせて試合を決行した。
試合はPKをミシェル・プラティニが決めてユヴェントスが1-0で勝利。
ユヴェントスは3度目の決勝進出で初優勝を成し遂げたが、
イタリア勢としては1968-69シーズンのACミラン以来16年ぶりの優勝となった。
その後
UEFAチャンピオンズリーグ 2004/05の決勝トーナメント準々決勝で、
20年ぶりにリヴァプールとユヴェントスが対戦することとなった。
2005年4月5日に行われたアンフィールドでの第1戦の試合前に、
事件の犠牲者への追悼式が行われた。この際に「加害者側」であるリヴァプールの
サポーター達は「AMICIZIA」(イタリア語で友情)の人文字を作り
「被害者側」であるユヴェントスのサポーターへ和解を求めた。
これに対しユヴェントスのサポーターは同年13日にデッレ・アルピで行われた
第2戦において「1989年4月15日シェフィールド、神は存在する」と描かれた横断幕を掲示、
ヒルズボロの悲劇はヘイゼルの悲劇に対する神罰であると応じた。
2005年のこのシーンをみてはじめてこの悲劇を知りました。
なお「ヒルズボロの悲劇」についてはまた後日・・・
やっぱりデルピエロはカッコイイ!
ユ-べを最後まで愛していた!
