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最近良く目にする「新規指導時にカルテを見せる法的な根拠はない」と言うものがありますが、そんなに行政機関に盾突いて何の意味があるのかわかりません。
逆に見せられないようなカルテを書いているのではないかと、疑わしささえ感じます。
さらに言えば、行政指導を受けないことで、監査対象になり、手痛いしっぺ返しを受けるはめになる可能性があるなら、素直に指導を受けるほうが自身のためだと思います。
行政指導には確かに法的拘束力はありませんので、行政側は強制することはできません。しかし、監査となれば法的に保険医停止の行政処分に直結することになります。
さらに言うなら、一切の過誤請求がなく、カルテも全て書きあげられていて、完璧であれば盾突いても問題ないですが、そんなことは非常に稀です。
また、現在はほとんどの医院で電子媒体によるレセプト請求をしていますので、電算データーが残っています。
そして、その電算データーから疑わしい請求がわかるようになっています。
いくつもの医院のレセプトを見てきた経験から、まったく疑わしい請求が見られない例はほとんどありませんでした。
単月ではなく、連月に渡って、縦覧点検をされれば、さらに多くの過誤請求が出てくるのは当然と言えますし、1法人の事務局が見るよりも審査委員達は更に多くのレセプトを見ていますし、彼らはレセプトのプロです。ほとんどのことが把握されていると考えた方が良いです。
全てを把握したうえである程度のさじ加減をしているのです。
処分に至ることのない指導のうちに素直に従い、勉強しておいた方が、後々自分の為になると私は思います。
次からは新規指導の準備について書いていきます。