③パノラマ、デンタルと④スタディーモデル・並行測定模型及び未装着技工物について
③パノラマ、デンタル
言うまでもありませんが、算定したパノラマ、デンタルは全て持参します。
なくしたでは済まされませんので、しっかり管理しましょう。
もし、デンタルの撮影に不備があって持って行きたくなくても、なくしたと言うよりは、当日に注意を受けた方が良いです。
例えば、加圧根充をして、確認のデンタルを撮影したが、根尖が切れてしまっているような場合、正直に持っていけば注意で済みます。
査定されても、加圧根充とデンタルの費用を返還するくらいです。しかし、なくしたと言うと、デンタルを撮ってないのに算定しているのではないかと思われ不正請求の疑いをもたれることになります。ごまかそうとはせず、正直に謝る方が良いです。
ないのであれば、正直に管理が不十分でしたと謝罪するのが得策です。
下手に取り繕うことの方がリスクが高いです。
今のところは「指導」ですから、今後の診療で生かすという心構えが大切です。
④スタディーモデル・並行測定模型及び未装着技工物
・スタディモデル・・・2010年4月改正で点数がなくなったため、保存義務はありません。
スダディモデルで説明したいことがあるなら持参すれば良いですが、基本的には必要ないです。
・並行測定模型・・・製作したBrの支台歯とポンティック部分を合わせた歯数が6歯以上であれば、並行測定模型を3年以上保存しなければならない義務があります。(5歯以下には保存義務がありません。)
6歯以上のBrを製作している場合には持参する必要があります。
・未装着技工物・・・対象患者に未装着技工物があれば持参しましょう。
仮着の状態で、任意未来院となっている場合は、その旨をカルテに記載します。
この場合、未来院請求が可能です。
次回は帳票、アポイント帳についてです。