計画された偶然性の理論。 | くりえいてぃぶ・らーにんぐ

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ロンドンで弁護士を目指す20代女子です。


クランボルツ先生の「偶然」理論
スタンフォードのジョン・D・クランボルツ教授の「計画された偶然性」という理論(Planned Happenstance therory)がちょこっと今月号のクーリエで紹介されていました
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 09月号 [雑誌]/講談社
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え、偶然を計画するのと、興味を惹かれるネーミングですよね。
キャリア理論の中では最先端の理論の一つだそうです。
オープンマインドになって、自分の行動から生まれる偶然を生かしていく、というような理論だと思います
クランボルツ先生は「自分は絶対このキャリアに進む!」と硬直的な考え方に囚われるのではなく、とりあえず色々やってみることの重要性を提唱されております。私も賛同します。
先生自身、心理学は偶然始めたそうですが、今は天職だと感じているそうです。

この理論の5つの要素は、「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「冒険心(リスク・テイキング」だそうですが、興味があるかたは、こんな本もあります

その幸運は偶然ではないんです!/ダイヤモンド社
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違う意味での「偶然」理論
実は、私も「偶然引き寄せの法則」というものを実践しています(クランボルツ先生の理論とは無関係です。内容面で似てる点もあるかもしれませんが・・・)。
私が実践してきた「偶然引き寄せの法則」はいたってシンプル。
偶然を引き寄せるように計画するんです


この偶然の法則は、まず一応の目標を設定します
具体例を申し上げますと、私には「イギリスに住みたい」という目標が高校生の頃からありましたイギリス
そこで、自分で出来るだけ「イギリス」情報には日頃から目を向けるようにし、作る知り合い、かかわる機関等も出来るだけ英国関係を増やしました
会話の話題にもBeatlesを出したり・・・(笑)アビーロードBEATLES

するとすると色々ありまして(笑)、いよいよ9月から英国移住することになったのです(UKのロースクールは1年だけですが、その後も英国に留まる予定です)UKはーと


つまり、目標達成の手段として偶然を活用できるように、自分の目標に関連した偶然に出会う確率を増やすための戦略です。少し消極的なアプローチではありますが、意外と効果的です
クランボルツ先生の理論は、どちらかというと、自分の目標を考える過程を含めて偶然を活用されることを主眼に置いているのではないでしょうか?
これは私に欠けていた視点だと思いました。今度は偶然に影響されて、また他のどこか遠い国に住みたい、と言いだすかもしれません(笑)そして想定外の職に落ち着くかもしれませんね

みなさんは偶然を受け入れるオープン・マインド、準備できていますか

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