承前 12月4日のブログの続きです。
我が母校、徳島市立某高校の新校舎の現在の写真です。
ついに偉容を現わしましたね。
この年末には旧校舎ともお別れ、移転作業にかかります。
ちょうどこの写真の右向こう側くらいが、芸術棟になると思います。
さてさて高校2年生の私、合唱部長でした。
秋の高文祭(当時は高芸祭と呼んでいました)に、合唱部はどうする?と川人先生に聞かれ、
「人数も少ないし、今はあまり活動できていないので、合唱部は出ません。」
と答えました。
数日後、先生から、「やっぱり申し込みしといたぞ。少人数でもええでぇだぁ。」
と言われました。
現在の私のように、「あほか!今この時期に、きちんと練習して力つけとかなあかんやないか!」
などと怒鳴ったりはしません。
そして先生が選んでくれた曲は、大中恩の「海の若者」と「秋の女(おみな)」でした。
どちらも名曲です。
そして「秋の女」には、テノールのソロがあったのです。
私はこれを一生懸命練習しました。
先生は、さりげなくこの曲のレコードを聴かせてくれました。
その時初めて私は、プロの歌声というものを知ったのです。
それは、今まで聴いたこともないような、そして自分とはあまりに違う声でした。
先生は、「お前がこんな声が出るようになるには、10年早い。」などといって笑わしてくれました。
(事実、10年後くらいにはそんな声になっていたのですが)
ところで、部長になって最初は不真面目な部長だった私も、この頃には前に立って指導するようになっていました。
本番の1週間前からは、先生が見てくれます。
川人先生の練習は、笑いの絶えない楽しいもので、それでいて真の音楽のよろこびを教えてくれます。
先生のおかげで、みんな音楽が大好きでした。
