大学図書館で、小学校や中学校の音楽教科書の「指導書セット」なるものを借りてきました。
私は高等学校の教科書、指導書しか見たことありませんでした。
高等学校の指導書は、ほとんど伴奏集です。
また、添付CDは、意欲を誘わないような演奏ばかりで、
私は指導書を使ったことがありません。
ところが、小中の「指導書セット」を見て驚きました。
まあ、至れり尽くせりではありませんか。
たとえば、某社の中学校1年生用「指導書セット」には、CD11枚、DVD1枚が付いています。
観賞用CDは、テーマを抽出したり、関連教材も収録されています。
歌唱用CDは、範唱、ピアノ伴奏、カラオケと揃っています。
生徒も、ノリのよいカラオケで歌う方が気分がいいでしょうね。
つまり、音楽教師は、これさえあれば誰でも授業が出来るのです。
そんなこと、今更当たり前じゃないか、と小中の先生に言われそうですが。
でも、それって、ピアノが弾けなくても、音楽の専門性が無くても、誰でも授業が出来るんですよね。
教科書に朱を入れたアンチョコ教科書が、定価5000円と書いてあります。
生徒が買う教科書自体は数百円なのですが。
この「指導書セット」1年生用で32235円也です。
このお金は学校が出すので、だれも腹は痛まないのです。
私などは、自費でいろんな関連教材の音源や動画を集め、自分で教材を選び、指導法を考えます。
もちろん、小中学校の先生がたも、自分なりの工夫をされていると思います。
小学校で足踏みオルガンをひいこら弾きながら、歌うのが音楽の授業だったのは、もう映画でしか見られない光景なのですね。
こんなすばらしい??環境で育ってきた生徒達が、高校に来たら、
何かとギャップを感じることでしょうね。
学校種間の交流をもっと深めて、私たちも、お互いの学校種がどんな授業をしているか、知るべきですね。