正月に再放送された、NHKスペシャル「地球大進化」
46億年の地球の歴史に添って、我々ヒトがヒトになるまでを、
最新の研究に基づいて作られた、壮大なドキュメントです。
犬などの動物は、顔の表情という物があまりありません。
しかし同じほ乳類でも、チンパンジーなどの真猿類は、
表情筋がたくさんあり、発達しています。
それは、森の中で木の実を食べる生活をしていたことから、
小さい実を見つける優れた視力が発達していったそうです。
視力が発達すると、相手の豊かな表情をも分けられるようになるわけです。
そこから、相手の気持ちを理解できること、
集団の秩序を作り出すことが出来るようになったそうです。
コミュニケーションが生まれ、仲間との絆が深まり、
社会が成立していきました。
興味深いことに、同じヒト科でも、すでに滅んでしまったネアンデルタール人と、
私たちホモ・サピエンスは違っていました。
喉仏の位置や、口腔の広さから、ホモ・サピエンスだけが
高度な言語を操ることが出来たことがわかっています。
私たちの祖先は、言語を獲得したことで、
未来を考える力を持ち、新しい進化の原動力となったのです。
そしてそれは、芸術を生み出すもととなります。
創造的な力は、私たちの文化を大きく発展させる力になったのです。
ネアンデルタール人には、文化は理解できないと言います。
私たちホモ・サピエンスだけに与えられ、その繁栄のもととなった
芸術・文化を、私たちは大切にしていかなければなりません。
芸術・文化が無ければ、私たちはホモ・サピエンスたり得ないのです。