1月3日、BS朝日で、三枝成章氏の企画による、

中高生のための「初めてのクラシック」の模様が放送されました。


普段生のクラシック音楽に触れる機会がない中高生に、ぜひクラシック音楽の良さを体験して欲しいと、一昨年から始められました。

場所は東京国際フォーラム。

入場料は1000円です。


そういえばそうですよね。

今の中高生は、特に地方にいると、クラシックの演奏会に行くなんて事は、まずありませんよね。

入場料は高いし。



今回の指揮者は、「炎のコバケン」こと小林研一郎。

取り上げる曲は、オール・ベートーベン・プログラム、

運命、皇帝、第九です、


彼は言います。

「体の動き、呼吸のひとつ、目と目の火花を体感してほしい。」


やはり、優れた演奏に生で触れる体験は大きいと思います。



さて、番組の中で紹介された、「ハイリゲンシュタットの遺書」、

恥ずかしながら私は、この遺書の内容今までを知りませんでした。

弟に当てた手紙なのですが、

「もう絶望したから死ぬ」というものだと思っていたのです。


「私は自ら命を絶とうとさえしたのだった。

ただ芸術だけが、芸術だけが、私にそれを思いとどまらせたのだ。

私が曲にしたいと強い意欲をかき立てられた作品をすべて仕上げるまでは、

私はこの世を去ることはできないと、本当にそう思ったのだ。

死よ、好きなときにくるがよい。

勇気をもって私はおまえに立ち向かおう。」



生への強い意欲、芸術へのすさまじい執念が感じられる、

「生きる決意表明」だったのですね。


この後ベートーベンは、「傑作の森」とよばれる時期に入っていきます。



ところで番組の中で、、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」のときに、

「この主題は、“上を向いて歩こう”のメロディのもとになっている」

と、テロップが出ました。


一瞬「えっ ? 」と思いながら口ずさんでみると、

なるほど、同じようなモチーフですよね。

ドー( レドシ ) ド レ ミドラソ 

ドー( レドシ ) ド レ ミドラソ 


でも、中村八大さんが、ベートーベンを聴いて作曲したとは思えないのですが。