先週の月~木、BS1で、「クワイアボーイズ」が放送されました。
イギリスでの実際の話のドキュメントです。
ランカスター校に9ヶ月限定で赴任した若き音楽教師、
ギャレス・マローン先生が、音楽不毛の学校だった同校に、
合唱団を作っていく物語です。
やる気の全くなかった生徒達に、合唱の魅力を味わわせ、
自ら部員勧誘に走り回ります。
目標は、ロイヤル・アルバート・ホールで歌うこと、
そして自分の任期が終わった後も、合唱団が継続するようにすることです。
これを見ていると、ゼロから合唱団を作っていく教科書のようで、
私はとても参考になり、また勇気を与えられました。
ギャロス先生のとった手段の数々です。
○褒める。励ます。決してしからない。
○諦めない。粘り強く。根気よく。
○学校のあらゆる機会を捉えて歌う。
○教師達の合唱団を作り、生徒に見せる。体育の先生も歌っている。
○保護者に聴かせる。
○母校の小学校めぐりをして、歌声を聴いてもらう。
○大きな大会に出場するという目標を持つ。
○練習欠席者に1人1人電話を掛けて励ます。
○楽しい練習方法を考える。
○ポップ・コーラス・グループを呼んで聴かせる。
ラップ好きの生徒達も引き込み、ヴォイパもやらせる。
○よりハイレベルな指導者の指導を受け、褒められる経験をさせる。
○一流聖歌隊と合同練習をする。
○編曲に工夫をする。
ここの学校に限らず、イギリスのどこでも、男子を合唱団に入れることには苦労しているようです。
日本も同じですね。
変声直後の男子の指導には時間がかかる、とも言っています。
私は今まで部員勧誘を、自分のため、自分の合唱部のためと考えていました。
ギャレス先生は、生徒にすばらしさを知って欲しいという信念で勧誘しています。
この違いはとても大きいということに、気がつきました。
この合唱団は、日本のコンクールに出てくる合唱団と比べて、
はっきり言って上手いとは言えません。
でも明らかに生徒達は、自信を付け、音楽を楽しみ、成就感を味わっています。
ギャロス先生のような、地道に信念を持って育てていくことが必要なんですね。