旅番組、クイズ番組には、その土地土地の民族音楽が必ずと言っていいほど紹介されます。
「世界の諸民族の音楽」のネタの宝庫なんですよ。
さて、11月29日放送のTBS「世界ふしぎ発見」は、
インドネシアのバリ島がテーマでした。
私は「ケチャ」というのは、大昔から伝わっているものだと思っていました。
もちろん、その原型は昔からあるのでしょうが、
現在の形にまとめた人がいるのです。
1925年、ドイツ人の画家であり音楽家であり博物学者であったシュピーズという人が、
バリ島で、悪魔払いの儀式「サンヒャン」を初めて見て、感動しました。
ガムランをはじめて五線譜に書き起こしたのもこの人です。
そして、「サンヒャン」をもとに、スカワティ王家のワヤン・リンバックさんと一緒に作り上げたのが、
「ケチャ」だったのです。
ケチャは、農耕民族である彼らの団結のしるしです。
棚田を作り、水を共有するにあたって、多くの人が心を一つにする必要があります。
先年の爆弾テロの後、7000人のケチャがおこなわれました。