高階正光氏の「レッスン風景」というDVDを買いました。
(お求めは、パナ・ムジカへ)
高階氏は、「完本 指揮法入門」という本を著しています。
詳しくは、この下をクリックしてみてください。
この本は、かの斎藤秀雄氏の名著「指揮法教程」を、
さらに実践的に解説したものです。
詳しくは、この下をどうぞ。
「斎藤指揮法」といえば、指揮法のバイブルみたいなもので、
小澤征爾を筆頭に、日本の名指揮者のほとんどすべてが、これで学んでいます。
「斎藤指揮法」は、指揮法の基礎の基礎、完全に腕の振り方のテクニックに関するものです。
実におもしろくない練習なのですが、これをきちんとやっていないと、指揮ができません。
よく、小澤征爾の指揮で演奏した人が言います。
「小澤さんの指揮は完璧です。
だから私たちは良い音を出すことに集中できるのです。」
さて、私は、「指揮法教程」も「完本 指揮法入門」も持っていて、
何度か、この本を読みながら、振る練習をしてみました。
でも、本に書いてあることから、指揮法を理解することはなかなか困難です。
途中で、何度も投げ出しました。
「指揮法教程」のビデオに出会ったのは、学生時代でした。
ビデオだと、とてもよくわかります。
当時はまだ、家庭用VHSなんてない時代で、
弁当箱のような業務用テープを、研究室で借りて、練習したものです。
このビデオで指揮をしているのは、秋山和慶氏。
もちろん、斎藤秀雄の弟子です。
秋山氏の描く軌跡が、何と正確で美しいのだろうと、感心しました。
このビデオは、今はDVD化されて、ブレーンで手に入ります。
さて、最近、「完本 指揮法入門」がDVD「レッスン風景」として出ました。
斎藤秀雄の最後の弟子? 高階正光氏のレッスン場でのレッスン風景が、
長時間にわたって収録されています。
高階氏は、もうご高齢ですが、その指揮はとても美しく、正確な軌跡を描いています。
高階氏は、後進のために、このビデオを残しておかなければならないと考えたのでしょう。
私はこれを見て初めて、いろいろなことがわかりました。
そして、つまらないけど、基礎基本の徹底した修練が大切だということが、よくわかりました。
上記2種類の本とDVD、ぜひ皆様にお勧めします。