1940年代から70年代にかけて、アメリカのミュージックシーンをリードした
白人歌手、ダイナ・ショア。
最も有名なヒット曲は「ボタンとリボン」。
ノリノリのリズムのこの曲は、日本でも「バッテンボー」と愛唱されました。
テレビ創生期の50年代から60年代には、「ダイナ・ショア・ショー」という番組の司会者として、お茶の間の主婦層の人気者になりました。
ネットで調べても、「明るい」「親しまれる」といった言葉で形容されています。
ところが、うちの学校の、人権教育主事が、私に紹介してくれました。
ダイナ・ショアは、白人同士の幸せな結婚をして、一児をもうけた。
ところが、生まれた赤ん坊が真っ黒だった。
なんと彼女は、16分の1の黒人の血が混じっていたことを知らなかったのだ。
この予期せぬ一大事が起こったとき、彼女は両親を訴えたり、子どもを始末してしまう。
ダイナ・ショアの何とも言えない深みのある歌声を聴いていると、しみじみと何かが伝わってくる。
と言う話です。
私が聴いてみたダイナ・ショアのCDでは、そんな気配は全く感じられませんでした。
ネット上で調べても、ダイナ・ショアに関して、そんな記事はほとんど出てきません。
そんな私に、人権教育主事が聴かせてくれた彼女の曲は、
「Golden Earrings」という曲でした。
There`s a story the gypsies know is true,
で始まるこの曲は、なるほど彼女のそういった側面を表しているのがよくわかりました。
では、テレビの人気者、ダイナ・ショアの明るい歌声は何なのか。?
人権教育主事の言うには、人は大きな障壁を経験して苦闘し、絶望した後、それを受容できるようになる。
彼女は、それを乗り越えたのではないか、と言うことでした。