2004年に、中居正広の主演でTBSで放送された「砂の器」、

当時私は、ほとんど関心を持っていませんでした。

ま、ジャニーズもののドラマか。ぐらいにしか考えていませんでした。


それが、「教育音楽」9月号誌上で、大阪府立北野高校の佐々木信明先生が紹介してくださったことで、俄然興味が湧いてきて、最終回のDVDを借りて来て見ました。


最終話110分間、一部を除いてほとんどセリフはなく、

仲居くん演ずるピアニストが弾く、ピアノ協奏曲「宿命」と、映像だけでドラマが進行します。


この、ピアノ協奏曲「宿命」は、千住明の作曲、

実際のピアノ演奏は、今は亡き羽田健太郎です。


私は、110分間、ずっと心をわしづかみにされて揺さぶられ続けました。

まるで、チャイコフスキーの交響曲を聴いているようでした。

千住明の音楽とハネケンのピアノが、ホンモノのすごみを持って迫ってきました。


「宿命」に翻弄される事へのやるせなさ、怒り、哀しみが、私を襲ってきました。


この曲は、お二人によって作られた最高傑作ではないでしょうか。



クラシック音楽なんて興味がなかった仲居君ファンも、

長時間にわたってクラシックを堪能したわけです。




佐々木先生の授業では、映像を流しておいて、音楽を変えてみるそうです。


①ショパンのピアノ協奏曲1番

  これは、マッチするようです。

②モーツアルトのピアノ協奏曲21番第1楽章

  これは、イメージが変わってしまいます。

③ラプソディ・イン・ブルー

  もうこれは、生徒が爆笑。



「差別」「村八分」「いじめ」、原作では「ハンセン病」というキーワードも出てきます。

人権教育にも使えるかもしれませんね。