8月5日付けの徳島新聞に、興味深い記事が載っていました。


阿波踊りの鳴り物は、鉦、太鼓、笛、三味線等です。

最近有名連では、“調律”された鉦を使うようになったそうです。


県外の鋳物加工の専門家に協力を仰ぎ、金属の厚さのみならず、配合する鋼材も工夫して、改良に改良を重ねたそうです。


天水連の鳴り物の名手、藤野正敏さんは、

「舞台と演舞場では音の響きや広がりが異なり、鉦の音階を変える必要がある」と言います。

また、ショーアップされた最近の踊りでは、リズムが早い踊りにも対応しなければならず、昔の良さを残しながらも、鳴り物の進化が欠かせなくなってきたようです。


さすがは藤野さんです。


藤野さんと言えば、県下を代表するホルン奏者であり、県立高校の事務長を務めながら、天水連で変幻自在の鳴り物を操っています。

藤野さんの打つ太鼓を間近で見たことがありますが、それはそれは絶妙なものです。

自然に体が踊り出す阿波踊り独特のリズムを、これほどまで見事に叩ける人は、そういないでしょう。

藤野さんが微妙に叩き方を変えると、それだけで踊りが変わってしまうのです。



阿波踊りの鳴り物にも、ここまでのこだわりがあることを初めて知りました。